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シャープ、LTE関連特許の侵害でテスラモーターズジャパンを提訴

2020年3月23日 発表

参考写真:テスラモーターズジャパンが販売するEV(電気自動車)「モデル S」

 シャープは3月23日、テスラモーターズジャパンが同社の複数のLTE関連特許を侵害しているとして、東京地方裁判所に特許権侵害差止請求訴訟の提起を行なったと発表した。

 テスラモーターズジャパンが販売するEV(電気自動車)には通信装置が搭載されており、車両を制御するソフトウェアのアップデートプログラムをワイヤレス配信して、納車済みの車両に新機能の追加などが行なえるシステムが採用されている。

 シャープの発表によると、テスラモーターズジャパンによる通信装置を搭載したEVの輸入・販売行為が同社の複数のLTE関連特許を侵害しているとしている。侵害している特許は計3件として、特許権侵害差止請求訴訟の提起は1月31日、2月3日、3月19日の3回にわたって行なわれた。

 シャープでは通信技術の分野において世界50か国以上で計6000件以上の通信規格特許を保有しているといい、今後も同社の知的財産権が侵害されていると判断した場合は、厳正に対処していくとしている。