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東レ、国内向けマスク用不織布の供給体制を強化。5月からマスク約6000万枚分/月に

2020年4月13日 発表

 東レは4月13日、日本国内のマスクメーカーに供給しているマスク用不織布の供給体制について、5月からひと月あたりマスク約6000万枚へと強化・拡充する方針を発表した。

 東レグループでは、これまで海外子会社でマスク用不織布の増産を進めてきており、現在では国内の大手マスクメーカーを中心に、ひと月あたりマスク約3000万枚分の供給を行なっている。

 同社では、これら設備でのさらなる増産を行なうことで、東レグループからの日本国内メーカー向けの供給量を、5月からひと月あたりマスク約6000万枚分にまで拡大させる考え。

 一方、日本国内では、東レ滋賀事業場内にある不織布試験設備の量産対応化検討に着手しており、5月以降にひと月あたり最大でマスク約2000万枚分の国内供給体制確立を計画している。

 さらに、医療関係者に着用してもらうための防護服についても、国内外を含めた生産・供給体制を早期に確立して、日本国内に供給していくことを検討中としている。