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シャープの車載用プラズマクラスターイオン発生器「IG-MX15」で車内環境向上チャレンジ
2020年4月20日 08:05
“シャープ”と言えば“プラズマクラスター”(もしくは公式Twitterの中の人)と言えるのではないかと思うくらい、シャープを代表する技術の1つであるプラズマクラスター。空気清浄機やエアコンだけでなく、家電製品、美容製品などにも搭載されている。
そのプラズマクラスターはこれまで7000個/cm 3 、もしくは2万5000個/cm 3 のイオン濃度だったのに対して、新しく5万個/cm 3 以上の空間イオン濃度を誇る「プラズマクラスターNEXT」搭載製品が追加されているのはご存知だろうか?
そして、そのプラズマクラスターNEXT搭載の車載用プラズマクラスターイオン発生器が3月に発売された。自宅冷蔵庫はプラズマクラスター搭載品、クルマでは旧型の車載用プラズマクラスターイオン発生器を使っている筆者が、実際にその効果を体感してみた。
クルマの中が澄んだ空気で満たされる!(気がする)
3月12日に発売された車載用プラズマクラスターイオン発生器「IG-MX15」については、すでにお伝えしているので詳細はそちらをご確認いただきたいが、特徴をざっくり説明すると「イオン濃度がめちゃくちゃ上がった」ため、「付着カビ臭が従来比2倍以上で消臭できる」ようになって、さらに「汗臭や食べ物臭も消臭可能」になった。しかも「運転時のドライバーの集中力を維持しやすく、ストレスをためにくくできる」ことが実証されたのだという。
IG-MX15の運転モードは運転音を抑える「静音」、静音運転時の約2倍のプラズマクラスターイオンを放出する「中」、静音運転時の約3.6倍のプラズマクラスターイオンを放出する「ターボプラス」、ターボプラスで25分間運転したあと中になる「おまかせ」の4種類を切り替え可能。電源コードはUSB対応となっているので、車内で使う場合はクルマのUSBポートか、付属のUSBポートが2口付いたカーアダプターに接続する必要がある。
まずは自宅で実際に動かしてみると、静音だと本当に動いているのかどうかが分からなくなるくらい音も送風も静か。中だと耳をすませば運転音がわずかに聞こえ、送風はそよ風のよう。ターボプラスは運転音も送風もとても元気で“プラズマクラスターイオンがめっちゃ出てる”感がある。
いざクルマのドリンクホルダーに設置すると、ドライバーとは距離があるからか、ターボプラスを選択しても走行中はまったく気にならず、信号待ちでの停車中に気にしてみるとわずかに稼働音が聞こえる程度。車内では静音や中だとむしろ静かすぎて「ちゃんとプラズマクラスターイオンは出ているのだろうか……」と、なんとなく心もとなくなるくらい。
消臭効果については、車内で食事はしなかったのだが、食事後に服にニオイがついた状態で車内に戻っても、そのニオイが車内にこもったり長時間残ったりすることはなかった。また、どうしても乾燥してよどみがちになってしまう車内の空気が、普段よりも心なしかしっとりとして、澄んだように感じられた。そう、それはまるで小雨けぶる新緑の軽井沢のよう……というのは言い過ぎかもしれないが、少なからずこれまでよりも車内環境は向上したように思えた。
1つ残念だったのは、あまり長時間の運転を行なうことはできず、運転の集中力が維持しやすいのかどうかがよく分からなかったこと。ただ、短時間の運転でも普段よりはリラックスして運転できたようには感じるので、この点についてはいずれまた試してみたいところだ。