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アイシン、医療現場向け「簡易ベッド台」「簡易間仕切り壁」を生産開始

2020年4月30日 発表

簡易ベッド台

 アイシン精機は4月30日、医療現場を支援する取り組みとして、5月中旬から「簡易ベッド台」「簡易間仕切り壁」の生産を開始すると発表。5月から簡易ベッド台2台/1日、簡易間仕切り壁16組/1日を目途として生産を行ない、医療現場の要望に応じて提供していくとしている。

 簡易ベッド台はキャスター付きで折り畳んでの運搬が可能で、簡単に持ち運べ容易に設置が可能という。また、簡易間仕切り壁は分解して運搬でき現場で容易に設置が可能としている。

簡易ベッド台
簡易間仕切り壁

 同社の取り組みは、トヨタ自動車、トヨタグループ各社と新型コロナウイルス感染症の診断や治療をする医療現場を支援する取り組み「ココロハコブプロジェクト」の1つ。

 これらの支援品の生産にあたり、同社では自動車部品の開発・生産で培ってきた技術やノウハウを活用するほか、アイシン独自のミシン、ベッドをはじめとする家庭用品開発の経験も活かしながら設計したという。

 また6月上旬からは、新型コロナウイルス感染症の影響による世の中のマスク不足解消に貢献するために、自社グループ施設内で従業員向けのマスクの生産を開始して、マスクの自給自足を推進していくとしている。