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ボルボ、ダイムラーとFacebook出身のデザイナー2名が新たにグローバルデザインチームに就任
高級車での実績を持つブラウン氏とデジタル部門にストビチェク氏を起用
2020年6月5日 11:35
- 2020年6月3日(現地時間)発表
独ボルボ・カーズは6月3日(現地時間)、グローバルデザインチームにクラウディア・ブラウン氏とトーマス・ストビチェク氏を迎え、デザインオペーションに新メンバー2名が就任したことを発表した。
クラウディア・ブラウン氏は、ダイムラー・ベンツからボルボ・カーズに入社し、ボルボ・カーズのカラーリングおよびマテリアルデザイン担当副社長に就任。ダイムラーでは、メルセデス、AMG、マイバッハブランドのカラーリングとトリムデザインを担当し、キャリアの初期には、ポルシェでもカラーリングとトリムデザインで重要な役割を果たすなど、高級車のデザイン分野で長年の実績を持つ。この職務でクラウディア・ブラウン氏は、ボルボとポールスター両ブランドのカラーリングとインテリアの戦略の方向性を担当する。
トーマス・ストビチェク氏は、2年前にフェイスブックからボルボ・カーズに入社し、このほどボルボ・カーズのユーザーエクスペリエンス(UX)とインタラクションデザインの責任者に抜擢。この職務でトーマス・ストビチェク氏は、顧客がボルボ・ブランドやボルボ・カーズに触れるすべてのデジタル・インタラクション(車内設備、ボルボ・カーズのWebサイト、アプリなど)の開発を監督する。最近では、まもなく発表されるボルボ・カーズの新しいWebサイトの更新作業を指揮した。
クラウディア・ブラウン氏は「ボルボはもっともスタイリッシュでサステナブルなブランドです。私のビジョンにスカンジナビアのサステナブルなデザインと自立した生き方が完璧にマッチしています。自動車業界は大変革を遂げようとしています。新しい技術やプロセスによって、お客様のために新しいタイプの製品やサービスが作られ、常に改善されていくでしょう。自動車とは何かということに対する人々の期待が変わるでしょう」とコメント。トーマス・ストビチェク氏も「今、ボルボ・カーズで働けることにとても興奮しています。」と述べている。
ボルボ・カーズのデザイン部門は近年、ボルボ・カーズのポートフォリオを一新し、ボルボ・ブランドを若返らせてきた。現在は電動化とその先の自動運転の実現に向けた未来のデザインの可能性について焦点を当てている。これまでの10年間で、デザイン部門はボルボ・カーズを世界有数のプレミアムカーブランドとして確立する上で重要な役割を果たし、2014年に発表された大型SUVのXC90は、ボルボのモダンなデザイン言語を導入した最初のモデル。その後に続いて発表されたSPAとCMAのモジュール式プラットフォームをベースにした新型90、60、40シリーズにも同様のデザイン言語が与えられた。そして新型90、60、40シリーズの各SUVの3車種は、すべて、北米、アジア、ヨーロッパにおいて権威あるカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、ボルボの新しいデザイン言語による成功を証明したとしている。