トヨタ、2020年6月単月のグローバル販売が前年比84％まで回復

　トヨタ自動車は7月30日、6月単月のグローバルにおける販売状況などについて発表した。販売面では2019年比で84.0％まで回復。中国や欧州の好調に加え、日本も回復基調であること。また、「RAV4」を上半期で42万台以上販売して好調であることもトピックとして挙げている。

　また、生産面でも販売増により徐々に回復しているという。

グローバル販売

　6月単月は2019年比で84.0％まで回復。中国が3か月連続で前年超えしたことに加え、欧州（88.5％）が主要国を中心に好調で、5月に続き回復傾向にあること。さらに日本（77.3％）も緊急事態宣言（4月7日～5月31日）の終了に伴い、6月から回復傾向になったことも要因。

　4月～6月も69.0％と、5月の当初想定を上回るペースで回復しているという。

グローバル生産

　6月単月は2019年比で76.0％まで回復（4月が49.2％、5月が45.6％）。

　また、主に、中国（4月：127.8％、5月：113.5％、6月：121.6％）、北米（4月：稼働無し、5月：21.5％、6月：91.6％）、欧州（4月：0.8％、5月：41.1％、6月：96.1％）が牽引している。

その他トピックス

　レクサスブランド車の6月単月のグローバル販売が約6万4000台と、6月として過去最高を記録。特に中国が牽引し、全体の約34％を占める約2万2000台を販売した。

　また、1月～6月でもっとも売れたトヨタ車は「RAV4」で、グローバルで約42万6000台を販売。主要市場の北米に加え、中国では約7万2000台（前年同115％）と好調。