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トヨタの新型「GRヤリス」、フルラインアップ展示が東京 お台場「メガウェブ」でスタート
「RZ」をはじめNAの「RS」、競技ベースの「RC」、オプション装着車まで展示
2020年9月5日 08:05
- 2020年9月5日~30日 公開
9月4日、トヨタ自動車の新型「GRヤリス」が発売されたことに合わせ、東京 お台場にあるメガウェブ内のトヨタシティショウケースでもGRヤリスの展示が開始された。9月4日時点で展示されていたのは以下の7台となっていた。展示車のほかにも「GR-FOUR」を搭載するシャシーも展示され、GRヤリスの世界にたっぷり触れられる内容になっている。
今回の展示内容は9月16日に一部入れ替えを予定。その後、9月末まで今回の規模で継続される。その後も他の展示車と一緒に展示されるが、グレードは限定されるので、全グレードを一度に見るには9月末までにメガウェブを訪れていただきたい。メガウェブ トヨタシティショウケースは入場無料。営業時間は11時~19時。全館休館日は9月8日、10月13日、11月9日、11月10日となっている。
さて、9月4日に発売されたGRヤリスは「世界のあらゆる道でも思いどおりに操れ、誰もが安心して意のままに運転できるクルマ」を目指し、TOYOTA GAZOO Racing WRT(World Rally Team)によるWRCで競争力のあるクルマ作りや、社外プロドライバーによる評価を受けることで誕生したクルマだ。また、マスタードライバーであるモリゾウ氏の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと、トヨタで初となる「モータースポーツ用の車両を市販化する」という発想から開発されたものでもあった。
そんなGRヤリスは「空力、軽量、高剛性」を追求したパッケージになっていて、ベースモデルである「RZ」と競技ベース車の「RC」には新開発の直列3気筒 1.6リッターインタークーラーターボG16E-GTS型エンジンと、新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”を搭載している。トランスミッションは6速MT(iMT)だ。
なお、RZには“HighPerformance”という上位グレードが用意されていて、冷却スプレー機能付き空冷インタークーラーと、前後のデフにトルセンLSDが標準装備されている。また、アルミホイールもBBS製鍛造アルミホイールとなり、タイヤはミシュラン製のパイロット スポーツ 4 Sが組み合わされている。
GRヤリスの走りを気軽に楽しむためのグレードとして「RS」を用意。こちらの駆動方式はFFで、エンジンは直列3気筒 1.5リッターM15A-FKS型エンジンに、Direct Shift-CVTを組み合わせている。
このDirect Shift-CVTは、通常のCVTとは異なり発進用のギヤを追加してある。そのためCVT機構側は通常より高速側に対応できるので、低速から高速域まで力強くダイレクトな走りが可能。操作面では、マニュアルでのシフト操作の感覚が楽しめる10速シーケンシャルShiftマチック(パドルシフト)を装備している。
このように走る楽しみが味わえるパッケージながら、燃費はWLTCモードで18.2km/Lという低燃費なので、日常生活の中でGRヤリスを楽しみたい人にとって魅力的なクルマになっている。
また、今回の取材ではすでに別記事で紹介している新型GRヤリス 発売記念オンラインイベント「GR YARIS ONLINE FES」の目玉企画の1つ、マスタードライバーである「モリゾウ」こと豊田章男社長がドライブするGRヤリスの走りをVR(バーチャルリアリティ)で同乗体験できるイベントの簡易版をいち早く体験できたが、ダートコースを攻めるモリゾウ氏のドライビングテクニックを真横で見られる(というバーチャル体験)はぜひ、イベント当日に味わってほしいものだった。
このように、9月はGRヤリスで盛り上がる期間となるので、9月16日のイベントへの参加と同時に、メガウェブでのGRヤリス全グレードチェックでこの期間を楽しんでいただきたい。