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ホンダ、「NSX」30周年特設サイト開設 初代NSX発表から30周年記念

NSX 開発責任者 水上聡氏のメッセージを公開

2020年9月13日 発表

 本田技研工業は9月13日、初代「NSX」発表から30周年を記念して、同社Webサイトに特設ページ「NSX30周年特設サイト」を開設した。

 NSXは1990年9月13日に世界初のオールアルミ・モノコックボディのミッドシップ・スポーツカーとして発表された。東京地区の価格は、5速MTで800万3000円(税別)。4速ATで860万3000円(税別)。

 その後、2代目NSXが2016年8月25日に発表され、価格は2370万円となった。2代目NSXは初代モデルが提案したコンセプト「人間中心のスーパースポーツ」を継承し、独自の電動化技術である3モーターハイブリットシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」を搭載して“新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)”を提案した。

初代NSX
2代目NSX

 今後、同社はNSXの歴史やストーリー動画の公開、青山ウェルカムプラザでの展示イベント(11月末頃予定)などを展開、それぞれのコンテンツについては順次情報更新/配信予定としている。

 ホンダではこれからも「人」を中心に考えたモノづくりと新たな創造にチャレンジして参りますと、NSX30周年特設サイト公開と合わせて、NSX 開発責任者 水上聡氏のメッセージを公開した。

NSX 開発責任者 水上聡氏のメッセージ

NSX 2019年モデルから開発責任者に就任した水上聡氏

 NSXを愛するすべてのみなさまへ

 初代NSXは、人間中心のスーパースポーツとして、最先端技術を結集したチャレンジングな開発により、スポーツカーの新たな可能性を世に問い、世界のスーパースポーツに影響を与えるほどの大きな足跡を残しました。その志を受け継いだ2代目は、新時代のスーパースポーツとして、いち早く電動化技術を融合し、唯一無二の存在に進化し、New Sports Experienceを提供させていただいたと自負しています。

 私たち開発者は、その更なる進化に挑み続けています。私たちの思いは、初代開発に挑んだ先人たちと何ひとつ変わりません。当時のキーワード「Our dreams come true」には、NSXをホンダの夢に留める事なく、共感して下さる世界中の皆さまと分かち合うという思いが込められています。私たちは、皆さまと共に夢を追い続けたいと願っています。

 30周年を記念し、NSXにかける思い、夢を追うこと、チャレンジする事の喜び、そしてNSXを愛し続けてくださった皆さまとともに紡いだ歴史を、感謝の気持ちと共にお届けする様々なコンテンツをスタートいたします。この機会に、夢を追い続ける仲間に加わっていただけたなら、この上なく幸せです。

#NSXストーリー、想い出を募集

 なお、ホンダではNSX30周年を機会に、NSXの想い出や印象的な話などを募集。#NSXストーリーを付けてSNSに投稿してもらうよう呼びかけている。