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ホンダ、NSX誕生30周年の記念映像公開
初代、2代目NSXの開発に込めたホンダの想いを紹介
2020年10月9日 14:30
- 2020年10月9日 公開
本田技研工業は10月9日、初代「NSX」誕生から30周年を記念した「NSX30周年特設サイト」において、NSX誕生30周年の記念映像を公開した。
NSXは1990年9月13日に世界初のオールアルミ・モノコックボディのミッドシップ・スポーツカーとして発表された。東京地区の価格は、5速MTで800万3000円(税別)。4速ATで860万3000円(税別)。
公開された動画では、初代NSX開発責任者の上原繁氏、のちに本田技研工業 第七代 代表取締役社長を務めるボディー開発責任者の伊東孝紳氏のコメントを掲載。
オールアルミボディのために、アルミの溶接機を作るところから始まった当時の開発の様子を伝える内容とともに、発表後も改良を続けてきたNSXが歩んできた歴史など、初代、2代目NSXの開発に込めたホンダの想いを紹介する映像となっている。
なお、動画の中において、「非常に高い世界第一級の性能を、いろいろなドライバーが十分に引き出せて楽しめるような新世代のスポーツカーと言いますか、いままでは、ある程度妥協しないとスポーツカーにならなかったんですよ。そういう妥協をせずに、はるかに優れたスポーツカーをつくろうと」といった初代NSXに対する上原氏のコメントを紹介。
また、オールアルミボディについて、「軽くするには、既存のクルマづくりではいけないだろうと。世界で、まだ誰もやっていないアルミがよいだろうということになった。結局こう思ったんですよ。飛行機がちゃんと飛んでいるわけですよね、オールアルミで。だったら地上を走るクルマでできないわけないんじゃないか、絶対できる。それは確信がありましたね」と伊東氏のコメントを掲載している。