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日立オートモティブシステムズ、夜間検知機能付きステレオカメラがスズキ「スペーシア」などに採用
独自の機械学習技術を活用し、高精度な検知機能を実現
2020年10月5日 14:27
- 2020年10月5日 発表
日立オートモティブシステムズは10月5日、夜間の歩行者検知機能を有するステレオカメラが、仕様変更により安全装備が充実したスズキの軽乗用車「スペーシア」シリーズに採用されたと発表した。
近年、交通事故を防止する有効な対策として自動ブレーキシステムが注目されており、2021年には国産の新型乗用車を対象に自動ブレーキの装着が義務化される予定。今後「衝突被害軽減ブレーキ」や「歩行者の検知・保護システム」などの先進安全技術の装着拡大による自動車の安全性向上を背景に、消費者の新車に対する購入意欲も高まりを見せることが予想されるという。
今回、安全装備の充実を図ったスペーシアには、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートや全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロールなどが新たに採用されたほか、一時停止などの標識認識機能の向上など、先進運転支援システム(Advanced Driver Assistance System:ADAS)の機能が拡充された。
これらの機能の核となっているのが、夜間歩行者検知機能を有する日立オートモティブシステムズのステレオカメラで、カメラには独自の機械学習技術を活用した高精度な検知機能を実現するための画像による教師データが入力され、これにより夜間における歩行者の検知能力を高めているという。
なお、今回のスペーシアは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」や国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当する。