日産、新型コンパクトSUV「マグナイト」を正式発表

新型小型SUV「日産マグナイト」を正式発表

　日産自動車は10月21日、新型小型SUV「マグナイト」を発表した。2021年初頭にインドで発売後、その他の地域での発売も予定している。

　マグナイトは、力強いパフォーマンス、目を引くエクステリア、先進テクノロジーを兼ね揃え、あらゆる都市環境での運転に最適としたモデル。インドでは日産初となる全長4m以下の小型SUVで、事業構造改革「Nissan NEXT」にとって重要な1台となる。

フロントビュー

　日本でデザインされたマグナイトは、インドのユーザーニーズに合わせて開発。大胆なエクステリアと、広い室内空間、力強いターボエンジン、さらに先進的な安全技術を採用し、さまざまなシーンにおいて快適なドライビングを実現。車名は「Magnetic（魅力のある）」と「Ignite（感情を喚起する）」を由来とし、インドをはじめとした成長地域における日産の新時代への思いが込められている。

リアビュー

大胆かつ斬新なスタイリング

　大胆で斬新なエクステリアデザインを採用して、自信に溢れた俊敏なスタンスを保ちながらも、元気で若々しい印象を与えている。シャープなLEDヘッドライトの下にはL字型のデイタイムランニングライトを採用し、日産の新しいブランドロゴが入ったグリルが、よりSUVらしさを際立たせている。

　インテリアは運転席と助手席の空間を広くとり、ゆったりとした室内空間を確保。後部座席はワンランク上のクルマに匹敵する足下のゆとりある空間を実現している。また、8インチのタッチスクリーンを持つインフォテイメントシステムは、Apple CarPlay とAndroid Autoに対応し、メーターには同セグメントでは画期的な7インチのTFT液晶ディスプレイを採用した。

ゆったりとした室内空間を確保。メーターは7インチのTFT液晶ディスプレイを採用

装備と安全性

　新型1.0リッターターボエンジンを搭載し、荒れた路面でも安心感のある205mmの最低地上高に加え、「ヒルスタートアシスト」や前後のバンパー下部に装着されたシルバーの「スキッドプレート」、機能的な「ルーフレール」に加え、クルマの周囲には障害物を見やすくする先進安全技術の「アラウンドビューモニター」を装備。運転時の安心感が高められている。

　なお、日産マグナイトは「GT-R」やクロスオーバーEV「日産アリア」などの実験を行なっている日産の栃木試験場を活用して開発されている。

日産栃木試験場での開発の様子