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三菱自動車、PHEVを軸に環境技術強化を目指す「新環境計画パッケージ」策定

2030年までに電動車比率50%など目指す

2020年11月2日 発表

三菱自動車の新環境計画パッケージ

 三菱自動車工業は11月2日、プラグインハイブリッドEVを軸とした環境技術を強化していく方針を示した「新環境計画パッケージ」を策定したと発表した。同社では、新環境計画パッケージに基づき、まずは2030年までに新車と事業活動で排出される二酸化炭素(CO2)の40%削減や電動車比率50%の達成を目指すとし、2050年のCO2排出ネットゼロ社会の実現に貢献していくとしている。

 新環境計画パッケージは、パリ協定の締結以降の社会動向を踏まえ、中長期的視点に基づく内容とした。中長期的な展望を織り込み改訂した「環境方針」、2050年までに目指したい社会像と、同社の取り組みの方向性を定めた「環境ビジョン2050」、このビジョンに基づく2030年までの具体的な取り組みを明確にした「環境ターゲット2030」で構成。

 環境方針では、1999年に定めた環境方針に中長期的な展望を加えて改定。

 環境ビジョン2050では、気候変動、資源循環、環境汚染防止について、2050年までに目指したい社会像とその実現に向けた取り組みの方向性を定めた。最重要課題と位置付けている気候変動対策については、2050年にCO2排出ネットゼロ社会の実現への貢献を目指すとしている。

 環境ターゲット2030においては、今後10年の具体的な目標を設定。気候変動対策については、2050年CO2排出ネットゼロ社会の実現に貢献すべく、2030年までに新車からのCO2排出量を40%削減(2010年度比)と事業活動からのCO2排出量を40%削減(2014年度比)、及び電動車比率を50%にする目標を設定した。

三菱自動車の新環境計画パッケージ