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トライアンフ、新型「タイガー850スポーツ」 専用3気筒エンジン搭載で価格は139万円
革新的なTプレーンクランクを採用し、低回転域から高いトラクション性能発揮
2020年11月21日 11:45
- 2020年11月18日 受注開始
- 2021年2月 発売
- 139万円
トライアンフモーターサイクルズジャパンは11月18日、新型「タイガー850スポーツ(Tiger 850 Sport)」の予約受付を開始した。発売は2021年2月を予定している。価格は139万円。
タイガー850スポーツは多用途アドベンチャーバイクで、専用の3気筒エンジン、テイラーメイドのハイスペック装備とテクノロジーを組み合わせ、これまでにない扱いやすさと乗りやすさを実現したモデル。
最新世代のタイガープラットフォームで開発され、タイガーではおなじみのダイナミックなたたずまいと俊敏なハンドリングを両立する。
タイガー850スポーツ専用の3気筒エンジン
新型エンジンは、最新世代タイガー900シリーズと同じく革新的なTプレーンクランクを採用し、1-3-2点火順序の採用により低回転域で高いトラクション性能を発揮し、ライダー、リアホイール、レスポンスのよいロードパフォーマンスを向上。
最高出力は85PS/8500rpm、最大トルクは82Nm/6500rpmを誇り、低速時から全回転域までスムーズでリニアな出力とトルクを発生。スリップおよびレバー操作を軽減するアシストクラッチを装備していることで、長距離走行と街中走行の両方で快適性も向上させている。
また、独特で素晴らしいエンジンサウンドを響かせ、低回転時にはツインエンジンのようなスロットル特性とフィーリングがありながらも、ミッドレンジとトップエンド時にはトリプルエンジンのリッチでレスポンスのよいトルクを発生し、通勤通学、ツーリング、週末のお出かけなど、オールラウンドの乗りやすさと多用途性を誇る。
ハイスペック 装備品
特にオールラウンドな多用途性と扱いやすさを最大限に高めるために製作された専用のハイスペックシャシーと装備パッケージが特長で、カテゴリーをリードするブレンボ製Stylemaブレーキから、高品質なMarzocchi製サスペンション、調節式スクリーン、5インチTFTカラーディスプレイ、LEDライト、2つのライディングモード、ABS、切替可能なトラクションコントロールを装備したエレクトロニクスパッケージまで、誰にでも扱いやすくアドベンチャーの歓びを得るために最適な仕様となっている。
ブレンボ製 Stylema ブレーキ
すぐれた制動性能を発揮するブレンボ製Stylemaブレーキを装備。これらは軽量かつコンパクトに製作された高性能ブレーキキャリパーで、ピストンとブレーキパッドの周りのボリュームを減らすことで、ブレーキフルードが占める内部スペースを削減でき、より俊敏なブレーキングレスポンスを実現した。また、ブレーキパッド周りのエアフローを増すことで、キャリパーの急速冷却も両立している。
ハイスペック Marzocchi 製サスペンション
フロントとリアにはプレミアムなMarzocchi製コンポーネントを採用した高性能サスペンションを装備。ストローク量が180mmのMarzocchi製45mm倒立フォークには、手動での調節が可能なプリロードと、170mmのストロークを有するガス加圧式モノショックリアサスペンションユニットが組み合わさり、スポーティでありながら快適なライドを実現した。
クラスをリードするエルゴノミクス
シート幅が狭く、フットレスト位置を人間工学に基づいて最適化。ハンドルバーの角度も調節可能にしたことで、快適な直立での乗車姿勢を確保でき、停止時にも走行時にもライダーに高いレベルの自信と操作性を両立する。
また、シート高を簡単に2段階調節できる機能も採用し、ライダーの好みに合わせてシート高を20mm変更することができる。また、あらゆる走りをより快適なものにする20Lの大型燃料タンクと、片手で簡単に調節可能ですぐれた防風性を提供するスクリーンも装備。
軽量モジュラーフレーム
アルミ製リアサブフレームとピニオンハンガーにボルトオンされた新世代のモジュラーフレームを特長とし、軽量フレーム、軽量エンジン、ハイスペックサスペンション、ブレンボ製ブレーキを組み合わせ、あらゆるライディングシーンで優れたハンドリングを実現する。
2つのライディングモード
「ロード」と「レイン」の2種類のライディングモードを搭載。ライドバイワイヤによりスロットルレスポンスとトラクションコントロールの設定を調節し、あらゆるライディングコンディションでもコントロール性を高めてくれる。また、トラクションコントロールは、必要に応じてインストルメントのメニューから単独で変更、解除することが可能となっている。