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アルパイン、新型「フローティングビッグ DA」シリーズ発表会 大画面11型の採用や地デジと後席モニターへ対応

大画面の11型、新仕様の9型、3万円台の7型、3タイプのディスプレイオーディオをラインアップ

2020年12月15日 発表

2021年1月上旬 発売

フローティングビッグ DA 11型(DAF11V)、ホンダN-BOXに装着

 アルプスアルパインとアルパインマーケティングは12月15日、ディスプレイオーディオ「フローティングビッグ DA(ディーエー)」シリーズの新製品を発表した。画面サイズが11型、9型、7型の3つのラインアップを用意。価格は11型(DAF11V)が7万9800円、9型(DAF9V)が6万9800円、7型(DA7)が3万4800円。

 12月15日より公式直販サイト「アルパインストア」にて予約受付けを開始。3製品は、それぞれ2021年1月上旬の発売を予定している。

新製品では大きな11型を用意し、11型と9型ではHDMI入出力を装備

 フローティングビッグ DAは、スマートフォンのカーナビ機能や音楽再生機能などを活用することを主としたカーオーディオで、いわゆるディスプレイオーディオとされる製品。アルパインのオンラインショップ「アルパインストア」でのみ販売する。

フローティングビッグ DA 9型(DAF9V)、日産セレナに装着
フローティングビッグ DA 9型(DAF9V)、スズキジムニーに装着

 アルパインのディスプレイオーディオは、2019年10月にフローティングビッグ DA(DAF9)をオンラインショップ限定で販売開始。9型でAndroid AutoとApple Playに対応し、スマートフォンのカーナビや音楽アプリを大画面で表示と操作ができた。

 新製品は画面が3サイズとなり、11型と9型ではフローティング構造で本体は1DINサイズの取り付け場所に装着可能。7型は2DINサイズだが、奥行きが60mmと短く、背面に別売りのデジタルアンプを装着するスタッキング構造で取り付けが可能。

フローティングビッグ DA 11型(DAF11V)
フローティングビッグ DA 9型(DAF9V)
7型 ディスプレイオーディオ(DA7)

 11型と9型には新たにHDMI入力と出力を搭載。別売で用意される10型と9型のリアモニターに対応したほか、HDMIケーブルを介してスマートフォンをはじめ外部入力に対応。また、7型を含めた新製品3タイプではAUX入力を用意し、別売の地デジチューナーを接続すれば、地上デジタルテレビ放送の受信に対応する。

 新製品の3タイプと2019年登場の9型(DAF9)はいずれもApple CarPlay/Android Autoに対応し、地図アプリや音楽アプリなどをスマートフォンよりも大きなディスプレイに表示させて操作することが可能。地図アプリでは、最新地図が表示されるスマートフォンアプリが利用できる。

 そのほか、Bluetoothオーディオ/ハンズフリー、バックモニターの対応、USBメモリーの楽曲や動画・画像の再生に対応、ラジオはAMとワイドFM対応のFMチューナー搭載、外部パワーアンプ接続ができるようプリアウトを装備する点は各機種共通となる。

地デジ対応や後席モニター対応をアピール

 アルパインでは12月15日にオンライン発表会を開催。アルパインマーケティング イノベーション開発グループの中村謙介氏が製品概要を説明したほか、司会進行としてアルパインストアの製品紹介もしている実演販売士のボス水野氏、さらに自動車系YouTuberのMotorzの内原優氏が搭載されたデモカーで使用レポートを行なった。

画面サイズが3タイプの新しいディスプレイオーディオを発表するアルパインマーケティング株式会社イノベーション開発グループの中村謙介氏

 中村氏は新製品の画面が大きいことを強調するとともに、11型が業界最大サイズであることや、HDMI入出力に対応し、スマートフォンとHDMIで接続して動画コンテンツを大画面で視聴可能なこと。さらに、11型と9型はフローティング構造で1DINサイズのため、幅広い車種に対応することもアピールした。

11型は業界最大サイズを強調、6インチのスマートフォン比較で3.4倍だという

 さらに、システムアップができる点を指摘。別売の地デジチューナーユニットについては「もはやカーライフシーンにはなくてはならないマストアイテムかと思う」と紹介した。

 後席で動画を見たいという要望には、後席モニターとして10型と9型のシートバックリアビジョンを用意。運転者と同乗者などスマートフォンを2台使えば、運転席では地図アプリ、後席ではスマートフォンの動画視聴ができることをアピール。

 さらに、「アルパインといえばなんといってもサウンド」と音質面の優位性を強調。全機種にプリアウトを装備し、外部アンプの接続が可能な点も紹介。そのほか、11型と9型で使える全240車種対応の車種専用壁紙を用意したことも紹介した。

デモカーに装着した実機を紹介

 続いてMotorzの内原氏が用意されたデモカーでアルパインのフローティングビッグ DAを紹介した。

自動車系YouTuberのMotorzの内原優氏は実物を装着したデモカーをレポート

 内原氏は装着された11型のフローティングビッグ DAを見るなり「でか、でかい、とにかくでかいぞ、ディスプレイでかい」と業界最大という画面サイズに驚いた様子を見せ、iPhoneを接続して大きな画面でカーナビアプリを表示させて操作すると「大画面のカーナビに遜色ない操作性と視認性を実現している」と評価した。

 内原氏は音声入力でカーナビの目的地入力をしてみせたほか、ハンズフリー通話のあと、受信したメッセージの読み上げ、返信まですべて音声入力でやってみせた。

 さらに、後席モニター、9型、音質を向上させる外部アンプ装着の7型など、システムアップが可能なラインアップを紹介した。

ボス水野氏が実演販売

 最後は実演販売士のボス水野氏がフローティングビッグ DAの「ココがすごい!」を紹介、「今までにない大画面」「フローティング構造で幅広い車種に対応」「システムアップでカーライフをさらに豊かに」の3点を主に説明した。

実演販売士のボス水野氏は製品の特徴を紹介

 アルパインストアでの販売価格もボス水野氏が実演販売さながらに発表、7型については「5万円を切り、注目です」として3万4800円であることを強調したほか、発売記念としてオプションとのセットのパッケージで1万円引きであることも軽快な口調で紹介した。

値段の発表はボス水野氏。7型の3万4800円を強調
オプションの販売価格も紹介

 さらに「サプライズ」として先行予約キャンペーンとして、3タイプ各100台は購入後に5000円クーポンがプレゼントされることも発表された。