人とくるまのテクノロジー展 2019
“触感”のある入力デバイスを展示するアルプスアルパイン
アルプスの静電容量技術&フォースフィードバックとアルパインのディスプレイ操作技術を融合
2019年5月23日 07:00
- 2019年5月22日~24日 開催
- 入場無料
自動車技術会が主催する自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」が5月22日、神奈川県のパシフィコ横浜・展示ホールで開幕した。会期は5月24日までとなっており、入場は登録を行なうことで無料となっている。
アルプスアルパインはアルプス電気とアルパインが経営統合して生まれた総合電子部品メーカー。今回の展示は次世代の自動車に向けて新しい付加価値を創り出すデバイスを数多く紹介している。
ブース正面に展示されているのは、フォースフィードバックとセンシング技術を組み合わせたタッチパネルディスプレイ。指先の検出は高感度静電式を採用しており、指はもちろんグローブを着けた状態でも操作が可能。さらにディスプレイの前で払う動作などのジェスチャーも検出可能となっている。また、フォースフィードバック機能により「操作した感覚」が指先に伝わるため、画面を見なくても直感的な操作が可能となっている。
同様の静電検出デバイスで面白いのが、加飾印刷と組み合わせたタイプ。加飾印刷は製品面に凹凸があり、木目調やヘアライン金属調をよりリアルに再現しているのが特長。さらに、本木目ではなくあくまで印刷のため、光を透過することも可能で、静電検出デバイスとの組み合わせで木や金属が光っているような演出ができるのも面白い。金属調のデモ機にはフォースフィードバック機能も搭載されており、押した感触が指に伝わるようになっており未来感が味わえる。
そのほか、アナログプッシュデバイスやハプティックリアクタなど、普段はあまり目にすることのない面白いデバイスも展示されている。これらのパーツを見ながら実際のクルマでどんな風に採用されるかを考えるのも、このショーならではの楽しみ方だろう。