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パイオニアの先進安全運転支援システム「インテリジェントパイロット」と通信ドラレコ、オートバックスの運転見守りサービス「くるまないと」に採用
専用アプリにより運転診断や詳細データの可視化が可能に
2020年12月18日 16:26
- 2020年12月17日 発表
パイオニアは12月17日、自社の先進安全運転支援システム「インテリジェントパイロット(Intelligent Pilot)」と「通信ドライブレコーダー」が、オートバックスの高齢者向け運転見守りサービス「くるまないと」、社用車・公用車向けの「くるまないと for Biz」の追加サービスおよび対応デバイスとして採用されたと発表した。
近年、高齢運転者による交通事故が社会問題となり、運転免許更新時の高齢者講習の制度変更や運転免許の自主返納といった対策が取られる一方、家族と離れ、公共交通機関が整っていない地域に住む高齢者にとっては、クルマは食料品の購入や通院など生活に欠かせない移動手段として重要な役割をもっている。
今回、オートバックスの運転見守りサービス「くるまないと」「くるまないと for Biz」にパイオニアのシステムとデバイスが採用されたことで、衝撃を検知した際の映像記録や危険挙動時の運転者への警告、専用アプリケーションによる運転診断や詳細データが可視化できるようになる。また、緊急時には新たに採用された「プレミア・エイド」のコールセンターより、位置情報(GPS情報)と事故映像を確認し、直接運転者に電話をかけ、状況に応じて救急車の要請なども行なってくれる。さらに、家族や企業の管理者へ緊急通知を配信してくれる。
この運転見守りサービス「くるまない」と「くるまないと for Biz」は、12月17日よりオートバックスドットコムにて先行予約を開始している。
パイオニアは今後も、独自のデジタル地図データと長年収集したプローブデータを活用し、インテリジェントパイロットをはじめとした安心・安全な自動車社会を実現するためのソリューションやサービスを提供していくとしている。
オートバックスの運転見守りサービス「くるまないと」について
社会の課題やさまざまな生活シーンにおける安心・安全面での貢献を目指す独自ブランド“WEAR+i (ウェア アイ)”から展開している、通信デバイスを用いた運転見守りサービス。センサーを内蔵した機器をクルマに取り付けることで、そのクルマの位置情報や移動情報を家族に提供。高齢者向けを主としたサービス「くるまないと」と、社用車・公用車向け「くるまないとfor Biz」を展開している。
オートバックスの「くるまないと for Biz」について
運転見守りに車両管理機能を付加した社用車・公用車向けのサービスで、複数の車両を持つ民間企業や自治体が「くるまないと」の機能に加えて複数車両をグループ化して効率的に管理が可能。その他にも、車両の整備状況(タイヤ、オイル交換時期、車検時期)を一元管理でき、車両の予約や実績報告機能も搭載する。
パイオニアの「インテリジェントパイロット」について
独自のデジタル地図データと長年収集したプローブデータを活用し、事故多発地点、ヒヤリハットにつながる急減速多発地点などのプローブデータ、天候、運転傾向などから統合的に事故や危険を予測。個々の車両が現在置かれている状況に合わせて注意喚起や警告をする先進的な運転支援システム。
プレミア・エイドの「緊急通報サービス」について
プレミア・エイドの運営する専用コールセンターでは、ドライブレコーダー端末が衝撃を検知すると位置情報(GPS 情報)と事故映像を確認し、ドライブレコーダー端末を通じて、運転者と通話。必要に応じて事故発生エリアを管轄している消防に通報し、救急車の要請なども行なう。ただし、緊急通報サービス利用については別途料金が発生する。
ドライブレコーダー商品内容
1カメラモデル(TMX-DM04-B)は2020年12月下旬発売。価格は3万6900円(税別)。仕様はLTE/3G、200万画素、フルHD、Gセンサー、GPS搭載。
2カメラモデル(TMX-DM03A-B)は、くるまないと for Biz のみ対応。2020年12月下旬発売。価格は6万4800円(税別)。仕様はLTE/3G、200万画素、フルHD、Gセンサー、GPS搭載。
ドライブレコーダー本体とは別に、「くるまないと(ドライブレコーダー)」のサービス利用料は、月額980円(通信料込み、税別)+「緊急通報サービス」は月額500円(税別)が必要となる。また、「くるまないと for Biz」は、サービス利用料が月額1980円(通信料込み、税別)、1カメラモデル、2カメラモデルに対応。「緊急通報サービス」は月額500円(税別)が必要となる。