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日野自動車、北米にある2工場で車両生産を停止

米国法定エンジン認証試験の過程において課題が生じたため

2020年12月23日 発表

 日野自動車は12月23日、連結子会社である日野モータース マニュファクチャリング U.S.A.のウェストバージニア工場および日野モータース カナダのウッドストック工場における車両生産を、2021年9月末まで停止すると発表した。

 今回の生産停止の理由は、北米向けエンジン「A09C」「J08E」「J05E」の新しいモデルイヤーのエンジンに関して、米国法定エンジン認証試験の過程において課題が生じたためとしている。また、この2工場の車両生産停止にともない、米国およびカナダの新たなモデルイヤーエンジンの搭載車両の発売も延期となる。

 生産停止は2021年9月末までとし、2021年10月の車両生産の再開および新たなモデルイヤーエンジンの搭載車両の発売を目指す。現在生産停止に伴う業績への影響を精査していて、開示すべき事項が生じた際は速やかに開示するとしている。

 なお、同社がこれまでに公表している車両販売台数については、2019年度実績で北米(米国・カナダ)が1万7100台、グローバルが18万302台に対して、2020年度見通しは、北米(米国・カナダ)で約8000台、グローバルで約14万3000台となっている。