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ホンダレーシングとトニー・ボウ選手、3年間の契約延長に合意
2022年シーズンから3年間、ワークスチーム「レプソル・ホンダ・チーム」から参戦
2021年1月15日 20:54
- 2021年1月15日 発表
HRC(ホンダレーシング)は1月15日、FIMトライアル世界選手権 TrialGPクラスに参戦しているトニー・ボウ選手との契約延長に合意し、2022年シーズンから3年間、ワークスチーム「レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)」から参戦することを発表した。
トニー・ボウ選手は2003年からトライアル世界選手権に参戦し、2007年には「レプソル・モンテッサ・エイチアールシー(Repsol Montesa HRC)」に移籍し、HRCのワークスマシン「Montesa COTA 4RT」で初の世界チャンピオンを獲得。それ以降、2020年までに14年連続14回のチャンピオンに輝いている。また、人工セクションを走破する屋内競技であるXトライアル世界選手権でも、2007年から14年連続でチャンピオンを獲得しており、合わせて28連覇の偉業を更新中だ。
今回の発表について、トニー・ボウ選手は「私はこの契約更新にとても満足しています。私を信頼してくれたHondaに感謝します。素晴らしいチームであるとともに、素晴らしい絆で、私たちは多くの成功を収めてきました。このような困難な状況において、私に信頼を示してくれたことを誇りに思います。2022年以降の契約更新は、私のキャリアと、ここ数年一緒に行ってきた素晴らしい仕事に対する評価だと思います。私はこのチームにもっと何年も所属できることを願っています。ここは私の居場所ですから、何も変わらないことを願っています」とコメント。
また、HRC 代表取締役社長の野村欣滋氏は「トニー・ボウ選手と、来年以降もRepsol Honda Teamで戦えることを大変うれしく思っています。この28連覇の偉業も決して簡単なものではなく、怪我に苦しみながらチャンピオンを獲得した年もあり、タイトルへの強い執着心がなせるものだと思います。プロフェッショナルライダーとして、長年にわたり心技体(精神面、技術面、体力面)を、高いレベルで維持し続けることは並大抵のことでなく、改めて心から敬意を表したいと思います。HRCは、これからも彼が連覇できるように、マシン、チーム運営等で最大限のサポートをしていきます」と述べている。