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フォルクスワーゲン、米国市場向け「ゴルフ」を生産終了
パフォーマンスモデル「ゴルフ GTI」「ゴルフ R」は今秋発表
2021年1月22日 12:54
- 2021年1月20日(現地時間) 発表
フォルクスワーゲン・オブ・アメリカは1月20日(現地時間)、米国市場向け「ゴルフ」の生産を終了したと発表した。
メキシコのプエブラ工場での生産は1月で終了され、同工場で製造された2021年モデルのゴルフが年末まで販売される。ベーシックなハッチバックモデルとしてのゴルフは生産終了となり、ゴルフのモデル名は、今秋に登場する第8世代ゴルフをベースにしたパフォーマンスモデル「ゴルフ GTI」「ゴルフ R」に引き継がれるという。
フォルクスワーゲン・オブ・アメリカ社の製品マーケティングと戦略担当シニアバイスプレジデントであるHein・Schafer氏は、「40年以上にわたり、ゴルフはアメリカのドライバーに大きな価値をもたらしてきました。パッケージングと比類のない品質。第7世代のゴルフは、米国で販売されるベーシックなハッチバックの最後のモデルになるでしょうが、GTIとゴルフRはその遺産を引き継ぐでしょう」とコメントしている。
米国でゴルフファミリーは、1974年以来、約250万が販売された。米国でのゴルフの歴史は、1974年12月に第1世代モデルが「ラビット」として発売され、1985年モデルの第2世代から「ゴルフ」として販売。2006年モデルの第5世代から再び「ラビット」として販売された。
2010年モデルとなる第6世代からは再び「ゴルフ」となり、2015年モデルとしてデビューした第7世代の現行ゴルフは、北米カーオブザイヤーに選ばれている。