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子供にさわらせないで! 発炎筒の誤使用に国交省が注意喚起

車両火災になるおそれ

2021年2月17日 発表

 国土交通省は2月17日、駐車中に幼児が発炎筒を発火させ、クルマに燃え移り全焼する事故が発生したことを受けて、再発防止の観点から注意啓発用チラシを作成して公開した。

 同省では、子供が誤って発炎筒を使用した場合、やけどなどで負傷したり、クルマに燃え移り火災が発生したりするおそれがあり大変危険とし、くれぐれも子供がさわることがないように注意するよう呼びかけている。

 同省では、注意啓発用チラシをWebサイトに掲載するとともに、関係団体を通じてユーザーに注意喚起と周知徹底を図るとしている。同省が示した、発煙筒の使用上の注意は以下の通り。

発煙筒の使用上の注意

・お子さまには、絶対にさわらせないでください。いたずらなどで発火するおそれがあり、大変危険です。

・燃料などの可燃物の近くで使用しないでください。引火して、やけどなどにより、重大な障害を受けるおそれがあり危険です。

・点火は必ず車外で行ってください。また、使用中は、顔や身体に近づけないでください。やけどなどにより重大な障害を受けるおそれがあり危険です。

・トンネル等の煙がこもる様な場所で使用しないでください。煙で視界が悪くなり、他車の走行の妨げとなり事故をまねくおそれがありますので、トンネルなどでは非常点滅表示灯等を使用してください。

 なお、火気を使用しないLEDを用いた非常信号用具も発炎筒の代わりに使用することが可能とアナウンスしている。