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メルセデス・ベンツ、新型「Cクラス」世界初公開 電動化対応で第4世代PHV導入も予告

第4世代PHVはEV走行距離約100kmに

2021年2月23日(現地時間) 発表

デジタルワールド・プレミアされた新型Cクラス

 ダイムラーは2月23日(現地時間)、メルセデス・ベンツの新型「Cクラス」を発表、セダンとエステートモデルを世界初公開した。欧州では3月30日から注文を開始して夏に発売する。

 2014年に登場した現行世代のモデルをフルモデルチェンジして登場した新型Cクラスは、第2世代のマイルドハイブリッドシステムを採用するなど電動化対応を強調、約100kmのEV走行距離を備える第4世代PHV(プラグインハイブリッド)導入も予告した。

新型Cクラス セダン
新型Cクラス エステート

 新型Cクラスの電動化対応としては、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの両方に、第2世代のマイルドハイブリッドを採用。48VシステムとISG(インテリジェントスタータージェネレーター)を組み合わせて最大15kWの出力と200Nmのトルクを追加する。

 ガソリンモデルは、1.5リッターの「C 180」「C 200」「C 200 4MATIC」、2.0リッターの「C 300」「C 300 4MATIC」。ディーゼルモデルは、2.0リッターの「C 220 d」「C 300 d」というラインアップが公表された。

 トランスミッションはISGに適応するため全モデルで9速AT「9G-TRONIC」を搭載。電気モーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションクーラーをトランスミッション内に収めた。

 また、第4世代のプラグインハイブリッドシステムとして、モーター出力95kW(129HP)と航続距離約100km(WLTP)を備えたPHVモデルの登場も予告された。

デジタルワールドプレミアされた新型Cクラス

 ダイムラーAGとメルセデス・ベンツAGのCEO、オラケレニウス氏は「Cクラスはすでに最も売れているサルーンです。新型Cクラスは、フラグシップのSクラスから派生したハイテク機能でさらに多くの顧客を興奮させます。最新世代のMBUX、リアアクスルステアリング、および包括的な電動化により、最も成功したモデルは、再びセグメントの基準を高いレベルに引き上げます」とコメントしている。