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フェラーリ、5月5日にV12モデルの新たな「リミテッド・エディション」を発表を予告
2021年4月22日 10:53
- 2021年5月5日14時30分(現地時間)発表
- (日本時間21時30分)
最高出力830CV、最高回転数9500rpmのV型12気筒エンジンを搭載
フェラーリは4月21日(現地時間)、新型リミテッド・エディション・スペシャルシリーズの画像を公開した。また同時に5月5日14時30分(現地時間・日本時間21時30分)にオンラインにてワールドプレミアを予告。そこで正式なモデル名称や技術の詳細などを発表するとしている。
新モデルは「812 スーパーファスト(Superfast)」をベースに、フェラーリの70余年にもおよぶ世界中のサーキットでの経験をもとに前例のないレベルまで性能を磨き上げたという。
搭載されるエンジンは65度バンクのV型12気筒エンジンの最新進化型となり、最高出力は830CV、最高回転数は9500rpmという。エンジンの主要コンポーネントの多くを再設計し、新バルブ・タイミング・メカニズムと新たな排気システムなどを採用したことで、これまでにないパフォーマンスレベルに到達させたとしている。
そのほかにも、そのパフォーマンスをフルに活用できるように四輪独立ステアリングを採用。コーナリング時のステアリング操作に対する高い応答性を実現。さらに、エクステリアとコクピットにカーボンファイバーを多用したことで、総重量を大幅に削減できたという。また、VDS(ビークル・ダイナミクス・システム)の「サイドスリップ・コントロール」は最新のバージョン7.0が初めて搭載される。
特許取得済みのアルミニウム製ボルテックス・ジェネレーター一体成型リアスクリーン
エアロダイナミクスも研究によって大きく進化。ダウンフォースを最大化させるため、フェラーリ・スタイリング・センターとエンジニアが連携することで、公道仕様としては前例のないシルエットを実現。フロント・エアインテーク、リアディフューザー、エグゾーストの構成を見直したのはもちろん、特許取得済みのアルミニウム製ボルテックス・ジェネレーター一体成型のリアスクリーンを採用。また、ボンネットを横切るカーボンファイバー製ブレードを装着したことで、ボンネットが短く見えるため、車体の横幅が協調され、クルマの印象を大きく変えている。
内装は812 スーパーファストをほぼ継承しているが、ドアパネルなどは軽量化のために再設計されるなど、よりスポーティなコクピットに仕上げられている。