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マクラーレン、ガルフオイルのレーシングカラーに塗装された「720S」ビスポークモデル公開
2021年5月18日 13:59
- 2021年5月18日(現地時間)公開
マクラーレン・オートモーティブの社内ビスポーク部門であるMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)は5月18日(現地時間)、ガルフオイルのレーシングカラーに塗装された「720S」のビスポークモデルを公開した。
マクラーレンとガルフオイルは2020年7月に長期にわたる戦略的パートナーシップの締結を発表しており、今回公開された720Sは同プロジェクトの一環として作られたもの。2020年のパートナーシップ締結を受けて、2021年からガルフはマクラーレン・オートモーティブの推奨潤滑油サプライヤーとなり、高性能エンジンに最適化したガルフのオイルと燃料が全車両に搭載されている。
今回のモデルでは、ガルフ GTC チームのレーシングカー「マクラーレン F1 GTR」を彷彿とさせるカラーであるアイコニックなブルーとオレンジのレーシングカラーを採用するとともに、ブレーキキャリパーもガルフのソリッド・オレンジで塗装。外観のカラーはMSOの職人によって20日間をかけてハンドペイントされたという。
インテリアは外観と同色のブルーとオレンジのステッチが施され、ヘッドレストには刺繍で、ドアシルにはペイントでガルフのロゴをあしらった。ステアリングホイールは、外観に合わせたガルフのソリッド・オレンジとソリッド・ダークブルーのストライプをセンターバンドとし、スポーク部にはビジュアル・カーボンファイバーを用いている。
今回の発表について、マクラーレン・オートモーティブ CEOのマイク・フルーウィット氏は「マクラーレン・オートモーティブは、わずか10年で先駆的スーパーカーメーカーとして不動の地位を確立しましたが、マクラーレン・ブランドには、それ以前から素晴らしい歴史があります。お客さまが現代のマクラーレンにこの有名なリバリーを取り入れるのはとても楽しみです。ガルフカラーの720Sは、自動車とレースの歴史に深く根ざした2つのハイパフォーマンス・ブランドが、世界中のお客さまやファンの皆さまを楽しませるため新たに始動させた戦略的パートナーシップを記念して誕生しました。このプロジェクトは、MSOの技術力を証明しています。最近も1990年代にレースで活躍したMcLaren F1 GTR 25Rをフルレストアで蘇らせました。この720Sでは、ガルフとの協力で当時を彷彿とさせるリバリーとインテリアが実現し、お客さまがMSOの有能なチームと共に、ご自身のマクラーレンを幅広くパーソナライズできることを示しています」とコメント。
また、ガルフ・オイル・インターナショナル CEOのマイク・ジョーンズ氏は「ガルフとマクラーレンの関係は1968年にまでさかのぼり、そのパートナーシップは傑出した成功と知名度を誇ります。720Sで、ガルフの名高いレーシングブルーとネオンオレンジのカラーリングを示すため、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズと協力できたことを誇らしく思います。マクラーレンは、未来への志や革新を追い求める野心を私たちと共有するブランドです。今後も長期にわたり、関係をさらに発展させていくことを楽しみにしています」と述べている。
なお、今回のペイントはマクラーレンを所有する“限られた数の”オーナーだけに提供可能としている。