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JAF、クルマの“死角”の危険性を疑似体験できる360度VR動画公開

2021年6月10日 公開

運転席からクルマの周囲360度を確認できるVR動画を公開

 JAF(日本自動車連盟)は6月10日、先進技術を活用した「JAF 360度VR動画」“クルマの死角編”を公開した。

 今回公開された“クルマの死角編”は、走行場面を想定してクルマの全周囲に道路利用者(クルマ)を置き、運転席から目視をしたときにクルマのボディや柱(ピラー)などで見えない範囲となる「死角」と、そこに隠れた危険を表現。クルマのボディを透過させる特殊な映像処理を活用し、動画再生時に上方向を見ると、ドローンによる俯瞰画像でクルマの周囲の状況を確認できるなど、VR技術の特性をフルに活かした映像化が行なわれている。

 死角の危険に備えるためには、日ごろからさまざまな交通場面に応じた「危険を予測し、それに備えた行動や確認」が必要というが、具体的なイメージができないことが課題とされている。そのため、「クルマの死角」や「危険な交通場面」のイメージを持ち、実際の運転でも安全運転に努められるよう、映像で疑似体験をすることで“安全”に危険を予測する能力を鍛えられるとのこと。

運転席から左後方を確認
徐々に車体が透けてクルマの死角に自転車とクルマを確認できる

 この360度VR動画はスマートフォンやPCなどでも簡単に見られるが、より臨場感を味わうためにもJAFでは「ぜひVRゴーグルでご覧いただければと思います」としている。

動画の構成