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JAF、シートベルト着用状況の全国調査結果 一般道での後席着用率は40.3%と低い水準に

2021年1月14日 発表

警察庁と合同で実施した「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表

 JAF(日本自動車連盟)は1月14日、警察庁と合同で実施した「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表した。

 今回の調査は2020年10月19日~11月13日までの間、全国887か所で行なったもの。その結果、後席でのシートベルト着用率は一般道路で40.3%(前年比1.1ポイント増)、高速道路で75.8%(前年比1.7ポイント増)となり、それぞれ2002年の合同調査開始以来、過去最高となった。また、運転席の着用率は一般道路で99.0%(前年比0.2ポイント増)、高速道路等で99.7%(前年比0.1ポイント増)、助手席においてもそれぞれ90%を超える結果となった。

 2008年に後席でのシートベルト着用が義務化されてから10年以上経つが、依然として後席は他の座席と比べて着用率が低い状態で推移している。その中でも、一般道路で着用率の低さが際立ち、後席でのシートベルト着用の重要性が十分に認識されていないことを改めて示す形となった。

後席でもシートベルトを着用しないと危険度が高まる

 この結果を受け、JAFでは後席でのシートベルト着用を呼び掛けるとともに、交通事故の際、後部座席でシートベルトをしていないと発生する危険性として「車内の構造物(ピラーやシートなど)に激突し、自らが傷害を負う危険性」「運転者や助手席同乗者へぶつかり、危害を加える危険性」「窓などから車外に放出される危険性」の3点を挙げて注意喚起を行なっている。

シートベルトを着用しないと3つの危険が

 また、JAFでは特設サイト「後席シートベルトの安心力」を公開し、正しい着用方法やスムーズにシートベルトが着用できる豆知識、着用しない場合の危険性などについて、動画や画像で分かりやすく解説を行なっている。

特設サイト「後席シートベルトの安心力」
後席シートベルト非着用時の危険性【JAFユーザーテスト】(5分43秒)