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横浜ゴム、トラック・バス用スタッドレスタイヤ「904W」 氷上制動性能4%、耐摩耗性能10%向上
2021年7月30日 17:31
- 2021年9月 発売
- オープンプライス
摩耗率により変化するトレッドパターンを採用
横浜ゴムは、トラック・バス用スタッドレスタイヤ「904W(キューマルヨン・ダブリュー)」を9月に発売する。サイズは215/70R17.5~295/80R22.5の全14サイズで、価格はオープンプライス。
904Wは従来品「SY397」の優れた氷上性能と雪上性能をさらに高めながら、特に非降雪地域で求められる耐摩耗性能(ロングライフ性)と耐偏摩耗性能(省メンテナンス性)を向上させた総合性能重視型スタッドレスタイヤで、総合性能重視型に相応しい優れた安全性と経済性をバランスよく両立させたという。
トレッドパターンには氷雪上性能と耐摩耗性能を両立させる「ワイドトレッドデザイン」を採用。さらに「ワイドセンターブロック」と「高密度サイプレイアウト」がエッジ効果を高め、横浜ゴムのトラック・バス用タイヤで初採用となる「5段ピラミッドサイプ」がブロックの倒れ込みを抑制し、ブロックの剛性確保に貢献。また、石噛みによる損傷を防ぐ「新ストーンイジェクトグルーブ」や偏摩耗を抑制する「千鳥ブロックレイアウト」によりロングライフ性も実現した。
これらの新技術採用により、従来品に比べ氷上制動性能を4%、雪上制動性能を2%高めながら耐摩耗性能を10%向上した。
904Wでは年間を通じた使用を考慮し、SY397で好評を得た摩耗率によりトレッドパターンが変化する特徴を継承。新品時の冬はスタッドレスタイヤとしての氷雪上性能を発揮し、50%摩耗時(春~夏前)にはオールシーズンパターンに変わり梅雨のウェット路面に対応。90%摩耗時(夏~秋)にはリブパターンとなり優れた静粛性を発揮する。この特徴により、季節によって変化する輸送事業者のさまざまな要求に応えることを可能とした。