ニュース

ミシュラン、新オールシーズンタイヤ「クロスクライメート2」 雪も走れる夏タイヤが全方位で進化

2021年8月18日 発表

ミシュランの新オールシーズンタイヤ「クロスクライメート2」

夏性能と冬性能だけでなく環境性能と性能の持続性も向上させた

 日本ミシュランタイヤは、オールシーズンタイヤのCROSSCLIMATE(クロスクライメート)シリーズに、夏冬ともに性能を向上させた新製品「クロスクライメート2」を発表した。サイズは15インチ~20インチまでの計61サイズで、10月8日より順次発売となる。価格はオープンプライス。すべて全額返金保証プログラム対象となっている。

 ミシュランのオールシーズンタイヤであるクロスクライメートシリーズは、ドライ、ウェット、スノーと天候を問わない走りと性能を長く維持するのが特徴。これまでに「クロスクライメート」「クロスクライメート+(プラス)」「クロスクライメートSUV」の3種類がラインアップされているが、今回の新製品はクロスクライメート+の後継モデルとなる。

全方位で性能を向上させたクロスクライメート2

 クロスクライメート2は、新開発のトレッドコンパウンドである「サーマル・アダプティブ・コンパウンド」を採用し、ドライ・ウェット・スノーと刻々と変化する路面状況での性能を向上。また、従来モデルのVシェイプトレッドパターンも、センターからショルダー部にかけて溝面積を広くしつつ、従来よりも大きく切れ込んだV字角を採用したことで、排水と排雪性能を向上させている。具体的には、雪上でのグリップ性能で7%、ウェットグリップ性能で6%、ドライグリップ性能で5%向上させた。

雪上での性能向上
ウェット&ドライ路面での性能向上

 新設計されたブロックには、エッジ部に面取り加工を施しブロックの倒れ込みを抑制しつつ、接地面を拡大したことでドライ路面での高い制動力を確保。また、ブロック同士で支え合わせることでも倒れ込みを防止し、夏冬問わず効果的なグリップ力を実現しつつ、耐摩耗性と転がり抵抗の低減を両立している。さらに、摩耗していくと同時にブロック側面に凹凸と溝が現われ、効率的に排水・排雪を行なう性能を維持し、長期間の安心感にも貢献しているという。

新開発のコンパウンド
進化したVシェイプトレッドパターン
採用されているさまざまな技術

 タイヤデザインは全サイズ共通とし、摩耗レベルが25%、60%、75%と3段階で分かるデザイン「トレッドウェアサイン」を新採用。もちろん、3PMSF(スリーピークマウンテンスノーフレーク)マークが刻印されているので、高速道路における冬タイヤ規制でも走行可能となる。

タイヤデザイン
サイズラインアップ
ドライ、ウェット、スノーと路面を問わず走れるオールシーズンタイヤの新製品クロスクライメート2