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ロータス、新型SUVを2022年発売へ 今後5年間で4モデルのEV投入

2021年8月31日(現地時間) 発表

 英国スポーツカーブランドのロータスは8月31日(現地時間)、2022年に新型SUVを発売するなど、将来のEV(電気自動車)導入計画を発表した。今後ロータスは、2026年に登場する新型EVスポーツカーを含めて、5年間で4つのEVモデルを発表するという。

 具体的な製品計画では、2022年にコードネーム「タイプ132」というEセグメントSUVをデビューさせ、2023年には「タイプ133」のEセグメント4ドアクーペを続けて投入、2025年にはDセグメントSUVの「タイプ134」が投入される。

 この3台に加えて、2026年にはEVスポーツカー「タイプ135」が導入されるという。このEVスポーツカーについては、EVハイパーカー「Evija」と、ロータスの最後のガソリン駆動スポーツカー「Emira」に追加されるモデルとして、英国で製造される。

 現在、ロータスは、中国の吉利汽車が51%の支配権を持つ「グループロータス」、「エミーラ」「Evija」などのスポーツモデルを製造する「ロータスカーズ」、自動車業界に向けたコンサルティングサービスを提供する「ロータス エンジニアリング」といったグループで構成される。今回、新たにグループロータスの子会社として「ロータステクノロジー」を設立、グローバル市場向けた新しいロータスライフスタイルモデルの製造を監督するという。

 ロータステクノロジーは、今回のEV製品計画発表に合わせて、中国にグローバル本社を設立することを発表。まずは、2021年後半に中国で新工場の操業を開始、2024年にロータステクノロジー本社を開設する。

 これにより、中国を拠点とするロータステクノロジーと英国を拠点とするロータスは協力して、グループロータスの電動化やインテリジェント化など将来に向けた変革を推進。

 英国のロータスは、スポーツカーと電気ハイパーカーの開発と生産を担当し、ロータスブランドのグローバル販売を調整。中国のロータステクノロジーは、新世代のライフスタイル製品の統合を担当し、中国におけるEV製造、英国の設計部門、ドイツを拠点とするR&Dリソースなどを統合する。