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ロータス、レース車両「エミーラ GT4」発表 トヨタ製V6スーパーチャージャーエンジン搭載

2021年9月8日(現地時間)発表

レース車両「エミーラ GT4」

 ロータスのモータースポーツ部門は9月8日(現地時間)、レース車両「エミーラ GT4」を発表した。エミーラ GT4は、ロータス最後のミッドシップガソリンエンジン車「エミーラ」をベースに、ロータスとRML Groupとのパートナーシップで誕生した。

 エミーラ GT4の主要諸元とパフォーマンス目標値は、最高出力400BHP(405.5PS)/7200rpmを発生するトヨタ製のV型6気筒 3.5リッタースーパーチャージャーエンジン(2GR-FE)を搭載。スーパーチャージャーはハロップ製(TVS 1900)で、トランスミッションはXtrac製の6速パドルシフト付。車両寸法は4410mm×1290mm(全長×全高)で、トレッドは1664mm。乾燥重量は1260kg。

 また、レース車両として最新の安全規制を満たすために、軽量のモータースポーツコンポーネントと機器を採用し、ハンドビルトされた公認のパフォーマンスマシンになるとしている。

 今後、エミーラ GT4は、2021年の後半に2.2マイルのサーキットがある「ヘセルテストトラック」でのイベントで正式発売予定。ロータスでは、2022年シーズンに向けて限られた数の「エミーラ GT4」レースカーを製造して、世界の需要に合わせて2023年の生産を増やすことを目指している。

レース車両「エミーラ GT4」

 ロータスのレースプログラムマネージャーであるリチャード・セルウィン氏は「エミーラの発表、そしてエミーラの次のステップとなるエミーラ GT4が発表できたことを嬉しく思います。私たちはRML Groupのチームと協力してレースで勝利を収めるパフォーマンスが発揮できるように努めてきました」とコメント。

 RML Groupのコマーシャルディレクターであるサイモン・ホロウェイ氏は「私たちは、ロータスとエミーラGT4とコラボレーションできることを光栄に思います。両社は長いモータースポーツの経験があり、お互いの経験をベースにロータスと共に、このようなエキサイティングな時期を迎えられ、私たちのビジョンと価値観を提供できるのは大歓迎です」とコメントした。

 また、エミーラ GT4の開発に最初から携わってきたロータス ヴィークル アトリビュート ディレクターのギャバン・カーショウ氏は「エミーラのために開発された新しいシャーシは、高性能レースカーの完璧な出発点です。世界のモータースポーツ界に戻り、素晴らしいレースカーを発表することが出来たことは、Lotusのスタッフ全員がとても興奮しています」とコメントしている。

レース車両「エミーラ GT4」

Lotus Emira GT4 主要諸元&パフォーマンス(目標値)

エンジン:トヨタ製 V6 2GR-FE
排気量:3.5リッター
最高出力:400bhp(405.5PS:BOP)
RPM:7200rpm
スーパーチャージャー:ハロップ製 TVS 1900
トランスミッション:6速 Xtrac (パドルシフト付)+LSD
燃料タンク容量:96L- FIA承認フューエルセル
電装系:モーテック製ダッシュボード(データロギング付)+モータースポーツワイヤリングハーネス
サスペンション:フロント&リアダブルウィッシュボーン/オーリンズ製コイルオーバーダンパー/アンチロールバー
ブレーキ:アルコン製ディスク&キャリパー+ボッシュ製 モータースポーツABS
タイヤ:ピレリ製 GT4 265/645x18(フロント)and 305/680x18(リア)
安全装備:FIA準拠ロールケージ、6点式ハーネス&消火器
車両寸法:全長 4410mm/全高 1290mm/トレッド 1664mm
乾燥重量:1260kg(BOP)