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オーテック、車高アップ&専用内外装の「ノート AUTECH クロスオーバー」 価格は253万7700円から
2021年10月7日 12:00
- 2021年10月7日 発売
- 253万7700円~279万6200円
日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは10月7日、現行「ノート」をベースにクロスオーバースタイルに仕立てた「ノート AUTECH クロスオーバー」を発売した。価格は2WD(FF)が253万7700円、4WDが279万6200円。
「AUTECH」はオーテックジャパン伝統のクラフトマンシップを継承しつつ、スポーティでありながら高級感漂うスタイリングを特徴として展開するブランド。素材などの細部にまでこだわりを持つユーザーに向けたブランドで、プレミアムスポーティをコンセプトとしている。
今回のノート オーテック クロスオーバーでは、ノートが持つ「高次元のハンドリングと乗り心地」「強力な新e-POWER 4WDシステム」「立体駐車場利用可能」、AUTECHモデルが持つ「プレミアムスポーティ」「上質な内装」「ファクトリーカスタムとしてのまとまり」を掛け合わせ、「唯一無二のプレミアムコンパクトクロスオーバー」に仕立てた。
価格表
モデル | ベースグレード | エンジン | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
ノート AUTECH クロスオーバー | X | 直列3気筒DOHC 1.2リッター+EM47フロントモーター | 2WD(FF) | 2,537,700円 |
X FOUR | 直列3気筒DOHC 1.2リッター+EM47フロントモーター+MM48リアモーター | 4WD | 2,796,200円 |
ノート AUTECH クロスオーバーの製品コンセプトは、「SUVの機能とスタイル」「AUTECHブランドならではの上質感」「車高アップによる走破性の向上と、ノートの持ち味である操縦安定性・快適性の両立」「新e-POWER 4WDシステムを活かした走り」。これまでオーテックでは、先代ノートの特別仕様車「C-Gear(シーギア)などさまざまなクロスオーバー車を手掛けてきたが、車高を上げるカスタムを行なうのは意外にも初めてという。これはファクトリーカスタムという観点から、「車高を下げるカスタムより上げるカスタムの方がセッティングが難しい」というのが主な理由となるが、今回のノート AUTECH クロスオーバーではベース車から車高を25mmアップしており、それを実現しているのが大きなトピックとなる。
ボディサイズは4045×1700×1545mm、ホイールベースは2580mmで、最低地上高も150mm(4WD。2WDは145mm)とすることで、キャンプ場までの砂利道やスキー場までの雪道でも安心して走行できる地上高を確保。また、専用デザインの16インチアルミホイールにはベース車よりも幅広の195/60R16サイズのタイヤ(ブリヂストン「エコピア EP150」)を採用しつつ、最小回転半径は5.2m(ベース車は4.9m)を確保した。外観ではこれらに加え、ワイドフェンダーのモールディング、サイドシルプロテクター、ルーフモールディングなどを採用してクロスオーバースタイルを確立している。
サスペンションについては、フロント/リアのショックアブソーバー減衰力の専用化に加え、フロントにはリバウンドスプリングを追加することにより標準車と同様に滑らかに乗り越える突起ショックを実現。また、EPS(電動パワーステアリング)のプログラムにつてもアシストマップの変更など独自のセッティングを施しており、高速走行やワインディングといったシーンに応じて適度な重さでドライバーに安心感を与えてくれる操舵フィールを実現したという。
なお、サスペンションについてだが、ベースのノートと比べてフロントで使用される車高アップスプリングはバネ乗数を約10%向上(2WD/4WD)させるとともに、ショックアブソーバーには専用減衰力チューニングを実施。一方、リアで使用される車高アップスプリングは車両重量に合わせてバネ乗数を2WD車で約35%、4WD車で約40%向上させ、ショックアブソーバーも専用減衰力チューニングを行なっている。
ボディカラーについては、モノトーンとして「ピュアホワイトパール」「ミッドナイトブラック」「オーロラフレアブルーパール」「ガーネットレッド」「ダークメタルグレー」「オリーブグリーン」の6色、2トーンとして「オーロラフレアブルーパール/スーパーブラック」と専用色となる「プレミアムホライゾンオレンジ/ステルスグレー」の全8色を用意する。
また、室内ではブルーステッチ入りのレザーシート、レザーステアリングなどがノート AUTECH クロスオーバー専用装備となる。