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パナソニック、高速CPUと解像度2.4倍の地図でフルモデルチェンジした新型「ストラーダ」2021年モデル 大画面10V型など全モデル「HD美次元マップ」採用

2021年12月 発売予定

オープンプライス

AV一体型カーナビステーション「ストラーダ」の2021年モデルが登場

ストラーダ史上もっとも美しくてリアルな地図を実現

 パナソニック オートモーティブ社は10月14日、AV一体型カーナビステーション「ストラーダ」の2021年モデルとして、10V型有機ELディスプレイ×HDモデル「CN-F1X10BHD」「CN-F1X10HD」、9V型HD液晶モデル「CN-F1D9HD」の、フローティング大画面モデル3機種を発表した。12月上旬発売予定で、価格はオープンプライスとなるが、店頭予想価格は14万円前後~22万円前後。

 2021年モデルでは、全モデルで映像と地図をHD解像度での表示に対応し、さらなる高画質化を図った。WVGAモデルと比較すると約2.4倍の高解像度を誇るHDパネルの高画質を最大限に活かした、繊細でリアルな表現力を高めた地図「HD美次元マップ」を全モデルに新たに採用した。

3D地図は街並みの臨場感まで伝わってくるリアルな表示。時間連動機能を設定すれば夕方モードや夜モードも登場

 HD美次元マップでは、ナチュラルな配色にしたことで文字や道路を視認しやすくなった平面地図だけでなく、立体表示においては実物に迫るリアルな表現を実現。さらに、自車位置が立体ビル群を通過する際も自然に透過させ、常に自車位置を表示させることで現在位置の把握しやすさを両立。ほかにも、3Dランドマークは大きな縮尺にしても表示させることで目印として利用しやすくしている。

 また、案内画面では案内地点マークを採用することでポイントを分かりやすくし、手前の交差点で曲がってしまうといった間違いを防いでくれるように進化。さらに2画面表示機能も採用し、縮尺の異なる地図や映像コンテンツを同時に表示することも可能とした。

見やすいナチュラルな配色を採用
2画面表示機能を追加

5つのルートを素早く検索できる高速CPUを搭載

 新しい高速CPUを搭載したことで処理速度が大幅にアップ。指の動きに素早く追従して、スムーズに画面を操作できる「ダイレクトレスポンスII」へと進化。2点タッチによるドラッグと回転など心地よい操作感を実現すると同時に、2D地図から3D地図への俯瞰調整も2点タッチ操作によりなめらかでシームレスな変更を可能としている。

 さらに、ルート探索時間も大幅に短縮され、従来モデルの1ルート探索と同等スピードで5ルート探索を実現。案内開始が早くなることで、スムーズに出発できるようになるという。

ダイレクトレスポンスIIを搭載
5ルートスピード探索

 その他にも、自車位置の精度も向上させたことで、高速道路だけでなく立体駐車場や陸橋バイパスを通過する際も、上下センサーや道路の標高情報を活用したアルゴリズムにより、一般道でも自車位置がズレるのを抑制。従来モデルは1秒間に4回だった測位を1秒間に10回としたことで、自車位置の表示もより滑らかな移動を実現している。

 メニュー画面もスマホのようにアイコンをドラッグしながら移動することができる「簡単カスタマイズ」を採用し、自分の使いやすいメニュー画面へと簡単にカスタマイズができるようになった。

フローティング構造によって通常のナビ画面よりも前に出てくるので、1サイズ大きな画面に感じられる効果も

 10V型と9V型の大画面でありながらフローティング構造により、小さい画面のナビしか設定のない車種でも大きな画面のカーナビへと変更することが可能。ストラーダは現在470車種以上に対応している。また、従来モデルと同様に別売の前後2カメラドライブレコーダーやETC2.0車載機などとの連携も可能。逆走探知警告・逆走注意アラーム、安全・安心運転サポート機能など、あったら嬉しい機能はそのまま利用できる。

地図だけでなくエンタメ能力もパワーアップ

 全モデルHDパネルとしたことでエンタメ能力も向上。地デジやHDMI接続でつないだ機器の映像など、HD画質でさまざまなメディアのコンテンツが楽しめる。サウンドも全モデルハイレゾ音源対応となり、ミキサーズ・ラボ監修による音の匠では、臨場感のあふれる音楽を楽しめる「極サウンド」をチューニング。より音場を持ち上げ心地よい音場を形成。さらに左右が分離した広がりのあるサラウンドを実現した。

 10V型モデルはさらに、高音質にこだわり抜いたパーツ「高音質オペアンプ」「フィルムコンデンサ」「高速演算DSP」などを採用するストラーダ・サウンドエンジンを搭載している。

音場を持ち上げ、左右が分離した広がりのあるサラウンドを実現