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ロータス、最後のミッドシップエンジン車「エミーラ V6 ファーストエディション」受注開始 価格1353万円

2021年10月29日 受注開始

1353万円

 ロータスカーズ日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイは10月29日、ロータス「エミーラ V6 ファーストエディション」の受注を開始した。価格は1353万円で、生産開始は2022年春以降の予定。

 エミーラは、ロータス最後のミッドシップエンジン車としてデビューするミッドシップエンジンスポーツカー。ファーストエディションには「エキシージ」と「エヴォーラ」にも採用されるトヨタ製のV型6気筒 3.5リッターエンジンを搭載。2022年夏以降、ロータス初のAMG製4気筒2.0リッターターボエンジン搭載モデルの導入も計画されている。

 V6 ファーストエディションの主要諸元(英国仕様)は、ボディサイズは4413×1895×1226mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースが2575mm。パワーユニットは、最高出力298kW(405PS)/6800rpm、最大トルク420Nm/2700-6700rpm(ATモデル:430Nm/2700-6700rpm)を発生するV型6気筒 3.5リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載、トランスミッションはスポーツレシオの6速MTを標準装備、オプションで6速ATを選択可能。

 機能装備では、ロータスデザインパックの一部である「20インチ超軽量Vスポーク鍛造ダイヤモンドカットアロイホイール」を標準装備。ダイヤモンドカットはプレミアムな2トーン仕様となり、「シルバー」と「グロスブラック」も選択可能。2ピースハイパフォーマンスブレーキディスクとロータスネーム入りブレーキキャリパーは、標準のブラックのほかに、レッド、イエロー、シルバーから選択可能。TPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)も標準装備となる。

 エクステリアでは、LEDヘッドライトとリアLEDランプなどのLEDライト類、チタニウムエキゾーストテールパイプフィニッシャー、電動調整・可倒式ヒーテッドドアミラー、リアパーキングセンサーが含まれる。また、エアブレード、フロントスプリッター、サイドシル、リアディフューザーがグロスブラックで仕上げられる「ローワーブラックパック」が標準装備される。

 エクステリアカラーは、7月のエミーラ発表時に披露された「セネカブルー」のほか「マグマレッド」「ヘセルイエロー」「ダークバーダント」「シャドーグレー」「ニンバスグレー」の6色から選択できる。

ロータス エミーラ V6 ファーストエディションのコンフィギュレーター
マグマレッド
ヘセルイエロー
ダークバーダント

 インテリアは、7種類から選択可能なインテリアトリム&シートが標準装備。レザーは「ブラックナッパ レザー+グレーコントラストステッチ」「レッドナッパレザー+レッドステッチ」「アイスグレーナッパレザー+アイスグレーステッチ」「タンナッパレザー+タンステッチ」の4種類から選択可能。アルカンタラは、「ブラックアルカンタラ+グレーコントラストステッチ」「ブラックアルカンタラ+イエローコントラストステッチ」「ブラックアルカンタラ+レッドコントラストステッチ」の3種類から選択可能。サテンクロームインテリアトリムフィニッシュ、アンビエントムードライト(ホワイト)、ロータスネーム入りシルキックプレートを標準装備する。

 シートヒーター(3セッティング)、12-way電動調整機能、2プリセットメモリー機能(運転席&左右ミラー)を備え。クライメートコントロール(シングルゾーンエアコンディショニング)、クルーズコントロール、キーレススタート、DPMドライブモード(ロータスダイナミックパフォーマンスマネージメント、Tour/Sport/Track/ESC Off)が標準装備となる。

 インフォテイメントでは、スマートフォンとの接続(Blutooth or USB)により利用可能な Apple Car Play/Android Auto と、英国ブランド「KEF」の10チャンネルプレミアムサウンドシステム(340W)が組み込まれ、すべての機能はダッシュボード中央に取り付けられた 10.25インチHMIタッチスクリーンと、マルチファンクションステアリングホイール後方に設置されている12.3インチTFTドライバーディスプレイを介してアクセスできる。

 ローワーブラックパックに加え、「ロータスドライバーズパック」「コンビニエンスパック」「ロータスデザインパック」という3つのオプションパックを標準装備。

 ロータスドライバーズパックは、サスペンションとタイヤコンビネーションを選択でき、「ツアーサスペンション+Goodyear Eagle F1 SuperSport LTS タイヤ(Road)」「スポーツサスペンション+Goodyear Eagle F1 SuperSport LTS タイヤ (Road)」「スポーツサスペンション+Michelin Pilot Sport Cup 2 LTS タイヤ(Track)」の3つから選択可能。

 ロータスデザインパックは、プライバシーティントガラス(リア3クォーターウインドウ、リアウインドスクリーン)、スポーツアルミペダルパッド(ラバーインサート入り)、ブラックアルカンタラインテリアヘッドライニング、ブレーキキャリパーカラー選択(ブラック、レッド、イエロー、シルバーより選択)を追加。

 コンビニエンスパックは、フロントパーキングセンサー、リアリバースカメラ、雨感知ワイパー+エアロブレード、自動調光バックミラー/ドアミラー、ストレージネット(リアラゲージコンパートメント、助手席フットウェル)が追加となる。

 そのほかオプション装備として、「6速AT(パドルシフト付)」、ルーフパネル/カントレイル/ミラーバック/フロント エアブレード/フロントスプリッター/サイドシル/リアディフューザー/エキゾーストテールパイプフィニッシャー/リア LOTUS バッジがグロスブラック仕様となる「フルブラックパック」、7種類から選択可能な「ステアリングホイール+TDCマーク&ステッチ」、「スコーピオンビークルトラッカーシステム」が用意される。

 日本での受注開始にあたり、ロータスカーズ、マネージングディレクターのマット・ウィンドル氏は「エミーラは私たちがこれまでに作った中で最も完成度の高いロータスであり、当初から強いご要望を頂いておりましたお客さまのためにも、最初の車は特別でスペシャルなものにしたいと考えました。ファーストエディションに相応しいスペシャル仕様にすべく、仕様装備はわれわれのデザインチームが慎重に選択しました」と述べている。