日野、「次世代車載通信機の技術仕様の共同開発」に参画 スズキ・スバル・ダイハツ・トヨタ・マツダに続き参入

物流の社会課題解決を目指し参画を決定

　日野自動車は10月29日、スズキ、スバル、ダイハツ工業、トヨタ自動車、マツダが進めている「次世代の車載通信機の技術仕様の共同開発および通信システムの共通化」に参画することを発表した。

　物流に関する社会課題の解決に向けては、ニーズに応える車両の提供と合わせて、コネクティッドサービスをはじめとするデジタルソリューションが非常に重要な役割を担うことから、車両・積荷・インフラなどのさまざまなデータやデジタル技術を活用した、物流効率化に資するソリューションの早期実装が求められていて、日野もこの領域の取り組みを積極的に推進していたという。

　今回、日野が参画するのは、車両から車載通信機センターまでの接続仕様を共通化した次世代通信システム構築の協業で、トヨタが開発した車載通信機技術をベースに、各社が保有する技術を盛り込みながら開発を進めることで、さらなる安全・利便・快適なコネクティッドサービスの実現を目指すもの。

　さらに、車載通信機および通信システムの開発の効率化・加速化を図ることで、サービス面での開発にリソースを投入し、クライアント向けコネクティッドサービス「HINO CONNECT」をはじめとするデジタルソリューションの確立を加速させることで、車載通信機および通信システムの開発効率化を図り、物流の社会課題解決に貢献するデジタルソリューションの早期実装を目指すとしている。