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SUPER GT最終戦富士、61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)がポールポジションで1ポイント上積み 決勝レースでの戦いに注目
2021年11月28日 06:05
- 2021年11月27日 開催
11月27日、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で今シーズンのSUPER GT最終戦となる第8戦富士が始まった。土曜日の27日は予選が行なわれ、GT500クラスは14号車 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太組、BS)がコースレコードでポールポジション、GT300クラスは61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組、DL)がやはりコースレコードでポールポジションを獲得するという記録的な戦いが繰り広げられている。
その中でも注目が集まっているのが61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)だろう。スバルは2009年のSUPER GT第6戦「インターナショナル ポッカ GT サマースペシャル」(鈴鹿1000km)からGT300クラスに参戦。参戦当初は「レガシィB4」を用いていたが、その後2012年からはスポーツカーである「BRZ」に変更。2021年シーズンからは2代目となった新型BRZで参戦している。
レガシィB4時代から劇的な勝利を挙げるなど非常に注目されてきたチームだが、不思議とこれまで年間チャンピオンに輝くことはなかった。とくに昨年は速さを見せたもののレース展開に恵まれず、シリーズチャンピオンをうかがうことができなかった。
ところが2021年は、開幕戦の岡山こそノーポイントに終わったものの、第2戦富士では2位表彰台を獲得。第5戦SUGOでは優勝し、第6戦オートポリスでは3位表彰台を獲得するなど、サクセスウェイトが増えた状態でもしっかり成績を残し、シリーズチャンピオン争いのトップに位置している。
11月27日の予選でポールポジションを獲得したことで1ポイントを積み増し、ドライバーランキングのシリーズポイントは56点に。この1ポイントを加えたことで、11月28日の決勝レースで優勝、もしくは2位で自力チャンピオン獲得となる。
61号車のライバルとなるのが、2020年のチャンピオンである56号車 リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組、YH)や、2019年のチャンピオンである55号車 ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮、BS)。いずれもチャンピオンを獲得しているだけに手強く、56号車は連覇をかけた戦いになっている。
シリーズチャンピオンが決まる決勝レースは、11月28日13時スタート予定。レース距離300km、66周で争われる。スバル自身も公式Youtubeサイトでライブ中継を実施。ピットの模様などを見ることができる。