ニュース

日産「ノート」に決定した2021-2022 日本カー・オブ・ザ・イヤー発表会 車両開発主管の渡邊明規雄氏「新生日産を代表するクルマの1台」

2021年12月10日 発表

日産自動車 第1製品開発部 第二プロジェクト統括グループ 車両開発主管 渡邊明規雄氏

“今年の1台”を決定する「2021-2022 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会・表彰式が12月10日に開催され、日産自動車の「ノート/ノート オーラ/ノート オーラ NISMO/ノート AUTECH CROSSOVER」がイヤーカーに選ばれた。

 日本カー・オブ・ザ・イヤーは、日本のモータリゼーションの発展と、コンシューマーへの最新モデルおよび最新技術の周知を目的として1980年に創設。42回目となる今年度のノミネート車は、2020年11月1日~2021年10月31日に日本国内で発表された全29台の乗用車。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員による第一次選考で、上位10台の「10 ベストカー」が選出され、その中から、同じく選考委員による最終選考投票により、「ノート/ノート オーラ/ノート オーラ NISMO/ノート AUTECH CROSSOVER」は335点を獲得。今年度のイヤーカーに決定した。

 新型ノートシリーズの授賞理由としては「走りの質が大幅に向上した新開発プラットフォームと第2世代e-POWER の組み合わせで、従来のコンパクトカーの概念を大きく変えた。先代モデルから進化したe-POWER は、モデルや駆動方式によって特性を細かく変更。バッテリEVでなければ味わえないスムーズなモーター走行を、優れたシリーズハイブリッドシステムの搭載により手ごろな価格で体感できることがあらためて評価された」としている。

 また、「基準車のノートに加えて、国産コンパクトカーに質感という概念を持ち込んだ「ノート オーラ」、スポーティで楽しい走りの「ノート オーラ NISMO」、アクティブ性能を高めた「ノート AUTECH CROSSOVER」という3つの個性を用意することで選択肢を広げた点でも支持を集めた。特にノート オーラは質感の高い内外装を評価する声が多く聞かれ、新型ノートから設定された高出力リアモーター搭載のe-POWER 4WDの優れた制御による安定した走りも特筆された」としている。

 最終選考会・表彰式にノートの開発を担当した日産自動車 第1製品開発部 第二プロジェクト統括グループ 車両開発主管 渡邊明規雄氏が登壇。渡邊氏は「感動で頭が真っ白なんですけれども。この度は日本カー・オブ・ザ・イヤーという非常に権威ある賞に新型ノートを選出いただきまして本当にありがとうございます。新型ノートに関わったすべての関係者の方々、そして応援してくださっている方々皆さんにですね、皆さんとこの喜びを分かち合いたいと思います。あらためてこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います」と感謝の言葉を述べた。

 新型「ノート」シリーズについて、渡邊氏は「新型ノートは、そのシリーズとともに、日本市場における弊社のコアモデルとして、またニッサン インテリジェント モビリティを象徴するクルマの1つとして、そして新生日産を代表するクルマの1つとして、全社一丸となって開発をしてまいりました。進化したe-POWER そして e-POWER 四駆のシステム、そして走る楽しさ、それから快適性、安全性が大幅に向上した新型プラットフォーム、そして先進の安全運転支援技術、これらのベース技術をもとに各バリエーションでユニークな技術を搭載し、幅広いお客さまにご満足いただける、もしくは期待を超えられるそういうクルマに仕立てられたとわれわれ自負しております」と話した。

 そして、渡邊氏は「これからも人々の生活を豊かにという弊社のビジョンを高い次元で実現するべく、クルマ作りにまい進してまいりたいと思いますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました」と締めくくった。

 なお、最終選考会で公表された対象モデル「10ベストカー」の得点は以下の通り。

2021 – 2022 日本カー・オブ・ザ・イヤー得点表

1位日産 ノート/ノート オーラ/ノート オーラ NISMO/ノート AUTECH CROSSOVER:335点
2位トヨタ GR86/スバル BRZ:264点
3位ホンダ ヴェゼル:227点
4位三菱 アウトランダー:206点
5位フォルクスワーゲン ゴルフ/ゴルフ ヴァリアント:168点
6位トヨタ MIRAI:104点
7位シボレー コルベット:81点
8位メルセデス・ベンツ Cクラス:51点
9位トヨタ ランドクルーザー:45点
10位BMW 4シリーズ(クーペ/カブリオレ/グラン クーペ/M4クーペ):19点

 そのほか同発表会では、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーとして、フォルクスワーゲン グループ ジャパン「フォルクスワーゲン ゴルフ/ゴルフ ヴァリアント」が授賞。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤーは「フォルクスワーゲン ゴルフ/ゴルフ ヴァリアント」が授賞

 部門賞の4賞として、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」には「BMW 4シリーズ(クーペ/カブリオレ/グラン クーペ/M4 クーペ)」が、「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」には「三菱 アウトランダー」が、「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」には「シボレー コルベット」が、「K CAR オブ・ザ・イヤー」には「ホンダ N-ONE」が選ばれた。

デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「BMW 4シリーズ(クーペ/カブリオレ/グラン クーペ/M4 クーペ)」
テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「三菱 アウトランダー」
パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「シボレー コルベット」
K CAR オブ・ザ・イヤーを受賞した「ホンダ N-ONE」
特別賞の受賞結果