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国交省、2月10日~11日の大雪に対する緊急発表 冬タイヤやチェーンの装着の徹底を

2022年2月9日 発表

2021年度の立ち往生などの状況

 国土交通省は2月9日、関東甲信地方を中心に2月10日~11日にかけて大雪となるところがあり、関東地方南部の平野部でも積雪となるおそれがあるとして、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。

 予想よりも気温が低くなった場合には、東京23区をはじめ関東地方南部の平野部でも警報級の大雪となる可能性があり、東京23区では2月11日12時までの24時間で5~10cmの降雪量が予想されている。

 ドライバーに向けては冬タイヤの装着、チェーンの携行および早めの装着の徹底をアナウンスするとともに、降雪状況によって広範囲での通行止めや高速道路と並行する国道などが同時に通行止めとなる場合があり、広域迂回の実施や通行ルートの見直しなどの協力を要請している。

 なお、2020年12月や2021年1月7日からの大雪の際には大型車の立ち往生が主な原因となり、甚大な影響が生じた。同省では冬タイヤの未装着などにより立ち往生した事業用自動車に対し、悪質な事例については監査をしたうえで安全管理義務違反として当該事業者の行政処分を行なうこととしている。そのため運送事業者にも冬タイヤの装着チェーンの携行および早めの装着を徹底するとともに、タイヤの摩耗劣化にも十分に注意するよう呼び掛けている。

2月10日~11日にかけての関東甲信地方を中心とした大雪について(気象庁発表)