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トヨタとエムケイ、京都の伝統工芸を施した「アルファード」のハイヤー車両「GRAND HIRE KYOTO PROJECT」
2022年3月17日 14:13
- 2022年3月16日 発表
七宝模様をあしらった西陣織シートカバーなど京都の雰囲気を凝縮
「MKタクシー」を運行するエムケイは3月16日、トヨタ自動車「アルファード」に京都の伝統工芸や京都の雰囲気を盛り込んだハイヤー車両「GRAND HIRE KYOTO PROJECT」を京都でハイヤー運行すると発表した。
乗車方法は、電話による時間貸切での予約が可能。3月15日から運行が開始されており、3月31日までは指定料が2000円、4月1日からは指定料5000円となる。詳しくはWebサイトをご確認いただきたい。
GRAND HIRE KYOTO PROJECTとは、「移動時間・移動空間までもが価値のある経験に」をコンセプトに、出歩くことが難しい昨今、新たな移動空間の旅に誘うことを目的としてトヨタとの合同プロジェクトで製作されたハイヤー車両。乗車した人に対して安らぎと新たな発見の時間を提供するべく、トヨタによる車両の企画デザイン、フクオカ機業による西陣織に加え、トヨタ関係企業各社による協力のもと、さまざまな工夫が車内に施された。
車内では、乗車前から京都の雰囲気を感じられるよう「石畳プロジェクションイルミ」で足下を演出。乗降時のステップには御影石をモチーフとした「石畳エントランスマット」を、フロアには玄武岩をモチーフとした「石畳フロアマット」をそれぞれ用いることで、和風建築の沓脱石を意識した内装としている。
加えて、MKタクシーのロゴマークと七宝模様のモノグラムに京都を意識した狐や鳳凰をあしらった「西陣織シートカバー・クッション」を採用。七宝模様は円形を4つ重ねた連続模様で、その中にMKのロゴを入れることで「MKから輪が広がるように」という意味を込めてトヨタデザイナーとフクオカ機業によって製作された。
そのほかにも、着席後の肘掛け部分などに竹を使った「和竹加飾パネル」を配置することで肌触りでも京都を感じられるよう演出。ウィンドウには京町家の格子窓をモチーフとした「京町屋格子ブラインドフィルム」を貼り、まるで京町家の中から景色を眺めているかのような感覚を楽しめるようにした。
エムケイは、「はじめにトヨタさまからこの度の企画をご提案していただき、『移動時間・移動空間までもが価値のある経験に』というコンセプトを聞いたときに今までにない車両ができることが分かり、企画段階から車両の完成を楽しみにしておりました。トヨタさまがデザインを作っていくなかでこちらの意見もたくさん聞いていただき、トヨタさまはじめ、多くの関係企業さまのおかげでこの度、車両の完成までに至ったことをとても感謝しています。今回のGRAND HIRE KYOTO PROJECTのシートには『七宝模様とMKのロゴマーク』を採用しており、そちらは『MKとトヨタから輪が広がるように』とフクオカ機業さまより意味を込められて織っていただいています。その模様の意味のように、ご乗車いただいたお客さま、関係各社さま、社員、まわりの皆さまと、GRAND HIRE KYOTO PROJECTから色んな輪がどんどん七宝模様のようにつながっていくことを期待しています。京都を発信し、日本中に伝わり、世界に京都のことが広まりつながっていけばいいなと思っています」とコメントしている。