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アウディ、「Q2」に2.0リッターディーゼルターボのTDIモデルを追加

2022年5月17日 発売

408万円~455万円

アウディ「Q2」

 アウディ ジャパンは5月17日、プレミアムコンパクトSUV「Q2」シリーズにTDIモデルを追加するとともに、装備、仕様を一部変更して発売した。価格は408万円~455万円。

 Q2シリーズは、アウディのQシリーズの中で最も小さく、個性的でコントラストの効いた内外装のデザインが特徴。4200×1795×1530mm(全長×全幅×全高)と、都市部の機械式立体駐車場に入庫可能なボディサイズながら、ワンサイズ上のクラスに匹敵する快適性とユーティリティ性能を兼ね備えている。

 今回のTDIモデル追加により、Q2ファミリーのパワートレーンは、クリーンディーゼルエンジンTDIとガソリンエンジンTFSIの2種類をラインアップ。両エンジンともに高効率な7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせ、前輪を駆動する。

モデルエンジン変速機駆動方式ステアリング位置価格
Q2 35 TDI advanced直列4気筒DOHC 2.0リッターターボディーゼル(150PS/340Nm)7速Sトロニック2WD(FF)4,180,000円
Q2 35 TDI S line4,550,000円
Q2 35 TFSI advanced直列4気筒DOHC 1.5リッターターボ(150PS/250Nm)4,080,000円
Q2 35 TFSI S line4,450,000円

 クリーンディーゼル2.0 TDIエンジンは、最高出力110kW(150PS)、最大トルク340Nmを発生。コモンレール式燃料噴射システムをはじめ、排出ガス中のPM(粒子状物質)を吸着するためにDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)や、尿素を用いるSCR(選択触媒還元)システムを採用し、日本の排出ガス規制をクリアしながら、17.8km/L(WLTCモード)を達成している。

 なお、ガソリン1.5 TFSIエンジンは、高圧の直噴システムなどにより、最高出力110kW(150PS)、最大トルク250Nmを発生。エンジンが低負荷の際には2気筒となる気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)を採用し15.8km/L(WLTCモード)を実現している。

TDIモデルのアップデート詳細

 TDIモデルも今回のアップデートにより、ボンネットの先端に、往年の「Audi Sport quattro」のイメージを受け継ぐ3分割スリットを採用。従来よりも薄くなった8角形のシングルフレームグリルをはじめ、よりシャープなデザインのLEDヘッドライト、開口部を拡大したフロントバンパー、5角形のモチーフを取り入れた力強い印象のリアバンパーなどを採用している。大きなルーフスポイラーに加えて、新デザインのリアディフューザーなど、リアビューは彫刻のように大胆に形づくられており、これまで以上にスポーティで存在感のあるデザインとなった。

 また、新たにグレードの違いによる個性を際立たせるため、advancedではアンダーガードはシルバーで、ホイールアーチエクステンションやサイドシルなどはコントラストペイント(マンハッタングレーメタリックのみボディカラー同色)に、S lineではそれらがすべてボディ同色となる(アップルグリーン、アローグレー選択時は、マンハッタングレーメタリックのコントラストペイントの選択必須)。加えて、S lineには、マトリクスLEDヘッドライト ダイナミックターンインディケーターを新たにオプション設定した。

advanced
S line

 TDIモデルのインテリアも、アップデートによりエアベントやシフトレバーのデザインを変更。水平基調のダッシュボードと宙に浮かぶようなセンタークラスター、円形の4つのエアベントがスタイリッシュでモダンな雰囲気を演出。妥協のないクオリティと細部へのこだわりにより、クラスを超えたより洗練されたコックピットデザインとなっている。

 メーターパネル内には、12.3インチ液晶ディスプレイのアウディバーチャルコックピットを採用。MMIナビゲーションシステムやAudi connect、アウディスマートフォンインターフェイスなど、利便性の高いインフォテインメントシステムがオプションで選択可能。また、ドライバーアシスタンスシステムとして、プレセンスフロントを全モデル標準装備。そのほか、従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシストを統合したアダプティブクルーズアシスト、サイドアシスト、プレセンスベーシック、ハイビームアシストを、コンビニエンス&アシスタンスパッケージ(ナビゲーションパッケージ選択必須)としてオプション設定している。