アウディ、新型「SQ2」。300PS/400Nmの直4 2.0リッターターボ搭載

新型「SQ2」

　アウディ ジャパンは12月3日、「Q2」のスポーツ性能を大幅に高めた新型「SQ2」を発売した。価格は599万円。

　SQ2は、先進的でユニークなデザインと、アウディらしい精緻な走行性能のQ2に、最高出力221kW（300PS）、最大トルク400Nm/2000-5200rpmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションには7速DCTの7速Sトロニックを採用したモデル。0-100km/h加速は4.8秒（欧州計測値）、トップスピードは250km/hに達する（電子制御リミッター作動）。

最高出力221kW（300PS）、最大トルク400Nm/2000-5200rpmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボエンジンを搭載し、トランスミッションに7速DCTの7速Sトロニック）を組み合わせる

　エンジンは吸排気に可変バルブタイミング機構を備えつつ、排気側にはアウディ バルブリフト システム（AVS）を採用。レッドラインを6500rpmに設定したTFSIユニットの単体重量は150kgとなり、車体の軽量化とともに良好な前後軸重バランスにも寄与している。組み合わせる湿式7速Sトロニックは、アウディ ドライブ セレクトで「efficiency mode」が選択されているときには、適宜クラッチを切り離してコースティング走行をして燃費向上に貢献する。

　Q2ファミリーとして日本初採用となる4WDシステム「quattro」はセンターデフとして電子制御多板クラッチを備える方式で、前後トルク配分を適切にコントロール。前輪がグリップを失うとわずか数ミリ秒でクラッチを締結し、リアに駆動力を伝達。スポーティなドライビング中には、ドライバーが操舵した瞬間に4輪駆動状態へと移行し、滑りやすい路面でも良好なコントロール性を発揮する。また、ホイール セレクティブ コントロールがコーナー内側のホイールに軽いブレーキをかけることで、スムーズなハンドリングも可能とした。

　サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアはquattroに対応するためマルチリンク式を採用し、運動性能を高めたS Sportサスペンションと、SQ2専用にギヤレシオをクイックにしたプログレッシブステアリングを組み合わせる。

SQ2のインテリアイメージ

　エクステリアでは、専用デザインのシングルフレームグリルとバンパーを装着。ボディカラーは「デイトナグレーPE」「クワンタムグレー」などQ2ファミリーではSQ2のみで選択可能な色を含む全8色を用意した。

　インテリアはクロス/レザー仕様が標準となり、オプションとしてファインナッパレザーのほか、赤を多用してSQ2らしさを強調するSQ2インテリアデザインパッケージを選択可能。SQ2インテリアデザインパッケージは、ファインナッパレザーのシートセンター地に、ロックグレー ステッチを施したマグマレッドを採用するとともに、エアコン吹き出し口に付くレッドアクセントリング、マルチカラーアンビエントライティングを組み合わせている。