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アウディ、新型コンパクトSUV「Q2」を6月中旬発売。299万円から

全高1530mmで多くの立駐に対応。3気筒1.0リッターと4気筒1.4リッター搭載

2017年6月中旬発売

299万円~405万円

新型SUV「Q2」

 アウディ ジャパンは4月26日、新型コンパクトSUV「Q2」を6月中旬に発売すると発表した。価格は299万円~405万円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
Q2 1.0 TFSI直列3気筒DOHC 1.0リッター直噴ターボ7速Sトロニック2WD(FF)2,990,000円
Q2 1.0 TFSI sport3,640,000円
Q2 1.4 TFSI cylinder on demand直列4気筒DOHC 1.4リッター直噴ターボ4,050,000円

 新型Q2のボディサイズは4200×1795×1530mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2595mmと、現行Q3よりも200mm短く、35mm狭く、85mm低い体躯で、全高を1530mmとすることで多くの立体駐車場にも順応する寸法とした。

 クーペのような後方に向けて傾斜するルーフラインを備えるエクステリアでは、アウディモデルで初採用となるポリゴン(多角形)をモチーフにしたデザインが与えられるとともにボンネットに立体的な造形を施し、さらに8角形のシングルフレームグリルを高めに配置することでSUVらしさを表現した。また、Q2の大きなポイントとして、CピラーにアイスシルバーまたはマットチタングレーのブレードをQ2 1.0 TFSI sportおよび1.4 TFSI cylinder on demand sportに設定し、力強さを演出する。

新型Q2のボディサイズは4200×1795×1530mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2595mm。SUVらしさを表現する8角形のシングルフレームグリル、立体的な造形のボンネットなどを採用。Cd値は0.30としており、SUVとしてトップレベルの値を実現した。ボディカラーはソリッドカラーのベガスイエロー
Q2の大きなポイントとなるCピラーのブレード

 パワートレーンは、直列3気筒DOHC 1.0リッター直噴ターボエンジンまたは直列4気筒DOHC 1.4リッター直噴ターボエンジンを設定し、いずれも乾式のデュアルクラッチAT「7速Sトロニック」を組み合わせる。

 3気筒ユニットは快適性とパワーの両立をテーマに開発され、最高出力85kW(116PS)/5000-5500rpm、最大トルク200Nm/2000-3500rpmを発生。3気筒ならではのコンパクトな設計に加え、アルミ製クランクケースの採用などによってエンジン単体の重量を88kgに抑制した。また、ピストンとコンロッドのバランス取りを行なった結果、バランサーシャフトなしでもスムーズな回転フィールを得ることに成功したという。

 4気筒ユニットは最高出力110kW(150PS)/5000-6000rpm、最大トルク250Nm/1500-3500rpmを発生。3気筒ユニット同様、直噴システムとターボチャージャーを備えるとともに、シリンダー休止システム(COD)を採用することで燃費効率を改善。CODにより、負荷100Nm以下の運転領域および1400-3200rpmの回転域でコースティング(惰性)走行をしているときに第2、第3シリンダーを休止。その際の第1と第4シリンダーについては、高まる負荷に対応するようバルブの作動ポイントを変更して運転効率を高めており、2気筒だけでの運転でも振動騒音は非常に低いレベルに抑制されているという。

メタリック仕上げのタンゴレッド

 サスペンションについては、フロントに鋳造アルミ製ピボットベアリングを備えたマクファーソンストラット、リアにコンパクトで軽量なトーションビームのシステムを採用。ステアリングは全モデルに電動パワーアシストとともに操舵量に応じてギヤレシオが変わる「プログレッシブステアリング」を搭載する。また、Q2 1.0 TFSI sportと1.4 TFSI cylinder on demand sportにはアウディドライブセレクトが標準装備され、「comfort」「auto」「dynamic」「efficiency」「individual」の5つから走行モードを選択できる。モード選択によりエンジン、パワーステアリング、トランスミッションのほか、アダティティブクルーズコントロール(ACC)の制御プログラムなども調整される。

 インテリアではアナログメーターパネルが標準装備されるが、オプションでNVIDIAが開発した高性能グラフィックプロセッサー「Tegra 30」を採用した、さまざまな情報を12.3インチ(1440×540ピクセル)の高解像度TFTディスプレイに映し出す「アウディバーチャルコックピット」を用意。また、ラゲッジスペースでは積載スペース高を740mmと低めに設定することで荷物の積み下ろしを容易にしたほか、容量は5人乗車時で405L、60:40の分割可倒式リアシートを折り畳むことで1050Lまで拡大できる。

Q2のインテリア
ラゲッジスペースの容量は405L~1050L

 そのほかドライバーアシスタンスシステムについては、sportラインの各モデルに衝突軽減システムの「アウディプレセンス フロント」やACCを標準装備。さらに「セーフティパッケージ」を選択することでアウディサイドアシスト、アウディアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシスト、リヤクロストラフィックアシスト、アウディプレセンスベーシック、ハイビームアシストといった各機能を利用することができる。