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アウディ、「Q2」をモデルチェンジ 欧州市場で9月から先行販売開始
2020年9月2日 15:29
- 2020年09月02日 発表
アウディAGは9月1日(現地時間)、コンパクトSUV「Q2」のモデルチェンジを発表した。欧州市場では9月から先行販売が開始され、ドイツでの価格は約2万5000ユーロから。
新しいQ2は、全幅と全高はそのままに全長が数mm長くなった4210mmとなり、フロントとショルダーラインを特徴づけていたポリゴンのモチーフをリアエンドにも適用。フロントエンドでは八角形のシングルフレームをやや低めに設定してフロント部分を広く見せている。ヘッドライトはLEDを標準装備して、オプションとしてマトリクスLEDヘッドライトを設定。マトリクスLEDヘッドライトを選択すると、リアにもダイナミックターンシグナルが装着される。
ボディカラーには、初披露となる「アップルグリーン」のほか、Q2からの新色となる「マンハッタングレー」「ナバラブルー」「アローグレー」「ターボブルー」の5色が追加される。Cピラーのブレードは、装備ラインに応じて車両色、またはブラック、グレー、シルバーに塗り分けられ、ボディ下部のアタッチメントはベーシックのピットブラック、上級ラインのマンハッタングレー、Sラインの車体同色の3種類から選択できるとした。
インテリアデザインは、エアベントとギヤレバーノブ(Sトロニックのセレクターレバー)に、新しいデザインを採用。アルカンターラに代わる新たな素材として、ダイナミカマイクロファイバー素材を追加している。オプションのアンビエントライティングパッケージプラスでは、インストルメントパネルのトリムストリップとセンターコンソールのニーパッドにバックライトを装着する。
インフォティメントシステムは、12.3インチの「Audiバーチャルコックピット」や8.3インチのディスプレイを備える「MMIナビゲーションプラス」など、さまざまな種類の装備を設定。MMIナビゲーション・プラスには、高速データ転送用のLTEモジュールとWi-Fiホットスポットが搭載されており、モバイルデバイスを接続可能とした。また、「Audi connect emergency call&service」「Audi connect remote&control」のサービスが新たに追加され、これらを利用することで、遠隔操作で車両をロックしたり、燃料の充填レベルや航続距離などを確認したりできるようになった。
パワートレーンは3種類のTFSIエンジンと、2種類のTDIエンジンをラインアップ。まずは最高出力110kW(150PS)、最大トルク250Nm(184.4lb-ft)を発生する1.5リッター TFSIガソリンエンジンが導入され、年末までにTDIとTFSIエンジンが追加される予定。トランスミッションは6速MTと7速Sトロニックが用意される。
足まわりでは、車高をを10mm下げるスポーツサスペンションや、ダンパーコントロール付きサスペンションなどをオプション設定。ホイールは16インチから19インチまでのサイズに加え、3つの新しいリムデザインも用意されている。
運転支援機能は衝突軽減システムの「アウディプレセンス フロント」や車線逸脱警報といったフルパッケージを標準装備。「ドライブ」「セーフティ」「パーク」の3つにパッケージ分けされたオプションも設定される。