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橋本洋平の「ロータス カップ ジャパン」参戦記 6月26日の第2戦に出場します!

「ロータス カップ ジャパン」に出場するモータージャーナリストの橋本洋平氏。マシンはエリーゼで戦う

 久々にスプリントレースに出場することになった。舞台は「ロータス カップ ジャパン」というレースで、車両は2021年に販売が終了してしまった「エキシージ」と「エリーゼ」の混走となっており、いずれもナンバー付きのいわゆるJAF公認のNゼロカテゴリーとなっている。

 乗ることになったのはエリーゼで、JAF国内A級ライセンス以上を保有していれば誰でも借りることが可能なレンタカー。ベース車両は「エリーゼ スポーツ 220」となっている。これはエントリーフィー、新品タイヤ1セット、メンテナンス費用、車両運搬費用、レース保険、メカニック、お弁当などがセットになったプランで、スポットエントリーでの価格は64万円。シーズンパッケージだと271万円となる。これが安いか高いかは価値観にもよるだろうが、色々とレースをかじってきた身としてはなかなかバランスされた価格だと思えてくる。

 もちろんこのレースに参戦するために車両製作を行なってもOKだ。車両以外にレースに必要なロールケージ、牽引フック、シートベルト、指定タイヤとなるADVAN A052を組み込めば参戦が可能に。必要最低限の装備で考えると部品代43万8000円~に工賃55万円~をプラスすればよい。ただし、一番安い中古車でおよそ800万円。それに前述したものを加えて900万円から走り出すことになる。そう考えればレンタカーはお得かもしれない。

ロータス カップ ジャパンに参戦できる車両規定や装備など

 実際に相棒となるエリーゼ スポーツ 220に出会うと、ナンバー付きということもありエクステリアはそれほど特別な感覚はない。だが、ドライバーズシートに収まろうと思うとなかなか難しい。ただでさえワイドなサイドシルをまたぐのに苦労するクルマなのだが、そこにロールケージが張り巡らされているのだから窮屈。だが、そこさえクリアしてしまえばあとは普通のエリーゼと変わらないといった感覚だ。

ロールケージが装着されるものの、普通のエリーゼと大きく変わらない

 このクルマに初めて触れたのは実は今から2か月前。モーターファンフェスタというイベント内で行なわれた特別戦だった。当日は土砂降りの雨であり、コース上はストレートでハイドロプレーニングを起こすほどの状況だった。だが、レース用パーツをフルに盛り込んだ状態であっても車重900kg台に収まるエリーゼはコントロール性がいいからその状況も気にならない。手の内に収めやすいコントロール性があり走りを楽しめてしまう。

 ちなみに足まわりは主催者が認めたものであれば車高調整式サスペンションを入れることも可能だし、ブレーキパッドも変更が可能となっている。このあたりのセッティング変更も走りを楽しむためのいいスパイスになっている。雨の予選ではそのあたりのセッティングがまずまずハマり、クラス2番手を獲得。トップに立ったのは同じカテゴリーながらも旧型エキシージだったというから、それもまた仕方なしか!?

モーターファンフェスタで初めて乗ったものの、当日はあいにくの土砂降りの雨

 決勝は残念ながらコンディションがさらに悪化しキャンセルに……。久々にスプリントレースができると期待していただけに残念! 参加者全員でパレードランを行なうに留まってしまった。

 そこでリベンジとばかりに6月26日に富士スピードウェイで行なわれる公式戦の第2戦に参戦させていただくことになった。梅雨時期ではあるが、天気予報的にはドライでのレースが可能なようだ。果たしてどんな結末が待ち受けているのか? お近くの方はちょっと覗きに来ていただけたら幸いでございます。もちろん、事の顛末はまたレポートさせていただきます。

前回はパレードランに留まってしまったが、6月26日に富士スピードウェイで行なわれる公式戦の第2戦に参戦することが決定。ぜひ応援よろしくお願いします