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アルピナ、新型「BMW ALPINA D4 S グラン クーペ」 パワフルでダイナミックな走りを実現する直6ツインターボディーゼル搭載
2022年6月27日 18:31
- 2022年6月20日 受注開始
- 1227万円
BMW車をベースにしたハイエンドモデルを生み出すアルピナの輸入事業者であるニコル・レーシング・ジャパンおよび日本総代理店のニコル・オートモビルズは6月20日、新型「BMW ALPINA D4 S Gran Coupe(グラン クーペ)」の受注予約を開始した。右ハンドル仕様のみで、価格は1227万円。日本導入時期は2023年初頭を予定している。
新しくなったアルピナD4 S グラン クーペは、専用フロントスポイラーによってアクセントが加えられ、リアにも控えめなスポイラーを装着。また、オーバル形状の4本出しアルピナ・スポーツ・エキゾースト・システムとリアディフューザーによりスポーティさを付与。ボディカラーは、専用の「アルピナ・ブルー」と「アルピナ・グリーン」のほか、スペシャルペイントの「ドラバイト・グレー」「タンザナイト・ブルーII」など計10色が設定されている。
新型アルピナD4 S グラン クーペが搭載する直列6気筒3.0リッターディーゼルツインターボエンジンは、可変タービン・ジオメトリーを採用する2基のターボチャージャーと最新のビ・ターボ・チャージング・システムを採用し261kW(355PS)の最高出力を実現。また、1750rpm~2750rpmにわたり730Nmの最大トルクを発生させるとともに、ディーゼルエンジンとは思えない吹け上がりを実現したモデル。さらに、48Vマイルドハイブリッドテクノロジを採用することで、スロットルレスポンスとより効率化し、高出力でありながら長距離移動を難なく達成できるドライブトレーンへと仕上げ、0-100km/h加速は4.8秒、最高速は270km/hを誇る。
そのほかにも、アルピナ製インタークーラー、大容量クーラー、トランスミッション・オイル・クーラー、2基のクーラント・クーラーと電動クーラント・ポンプを備えるアルピナの高性能クーリングシステムを組み合わせることで、高負荷時においてもエンジンの熱量を安定させられるという。
4WDシステムは純正の「xDrive」をベースとしていて、トルクを前後アクスルに可変配分を行なっているが、グラン クーペのスポーティなキャラクターに合わせ、アルピナ独自のリア寄りの駆動力配分に設定。さらに、標準装備となった電子制御式アクティブLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が最適なトラクションを生み出し、特に横Gがかかるコーナリング時のドライビング・ダイナミクスを向上させている。
バランスのいい減衰特性を実現するアルピナ・スポーツ・サスペンションを装着し、フロントキャンバーは1.25°ネガティブに設定され、横方向への優れたダイナミクスを実現するとともに、バリアブル・ダンパー・コントロールにアルピナ独自のセッティングを施し、タフな路面状況にも対応でき、ダイナミックなハンドリングや高速走行時でも優れた安定性を発揮。また、アルピナ4シリーズに合わせて特別に開発されたフロントスタビライザーが効果的にロールを抑え、横方向のダイナミクスにさらに対応することが可能という。また、バリアブル・スポーツ・ステアリング・システムにより、小さな操舵角でもダイレクトなレスポンスを発揮し、俊敏性を向上させている。
20本の細いスポークが特徴の鍛造20インチホイールは、1本約12kgという軽量モデルで、フロントは20インチ×8.5J(タイヤサイズは255/35ZR20)、リアは20インチ×10.0J(タイヤサイズは285/30ZR20)を履く。また、ブラック仕上げとアンソラジット仕上げもオプションカラーに設定されている。
タイヤはサイドウォールに「ALP」の文字が入る専用開発モデルの「ピレリ P ZERO(ALP)」を装着。また、ウィンタータイヤ「ピレリ SOTTOZERO シリーズII(ALP)」も用意している。さらに、フロントブレーキは4ピストン固定キャリパーと395mm径のブレーキディスク、リアはフローティングキャリパーと345mm径のブレーキディスクを装着。オプションとして、ブレーキペダルからよりスポーティなフィードバックが得られる、軽量構造のドリルドブレーキディスクを組み合わせる高性能ブレーキシステムも用意されている。
インテイリアは、シートヒーター、ステアリングヒーターのほか、パーキング&ドライビングアシストが組み込まれた「BMWドライビング・アシスト・システム」などが標準装備となり、さらに製造番号を刻印した「アルピナ・プロダクション・プレート」も配される。