ニュース

ホンダ・レーシング 四輪レース開発部 浅木泰昭部長、「フォーミュラー1 レース パワーユニットの開発」と題したオンライン講演実施

2022年7月1日 実施

HRC(株式会社ホンダ・レーシング) 常務取締役 四輪レース開発部 部長 浅木泰昭氏

 JSAE(自動車技術会)が主催する「人とくるまのテクノロジー展 2022 NAGOYA」は、リアルな展示会と同時にオンラインの展示会を行なっている。

 7月1日、「フォーミュラー1 レース パワーユニットの開発」と題したオンライン講演会を実施。ホンダ・レーシング 常務取締役 四輪レース開発部 部長 浅木泰昭氏が、2021年のF1世界選手権ドライバーズチャンピオン獲得に貢献したHonda F1 レースパワーユニットについて技術解説を行なった。

 浅木部長は、技術解説を5部構成で実施。ホンダの4期にわたるF1挑戦を紹介したほか、自身がかかわったチャンピオン獲得パワーユニットについてはF1のレギュレーションからていねいに解説。高速燃焼技術やエクストラハーベスト/ディプロイ、ESS(エナジーストア)などの要素技術を紹介したほか、緑色のグラフと青色のグラフを用いてホンダパワーユニットの進化を説明。緑色のグラフのパワーユニットに対していかに追いつくことができたのか、ホンダジェットの技術がどう貢献したのかなど、F1での戦いを振り返りつつ語った。

F1のパワーユニットシステム
MGUのはたらき
レギュレーションのポイント
F1 PUレギュレーション

 講演の最後には本年から4輪レース部門も加わったHRC(ホンダ・レーシング)での活動も紹介。F1パワーユニット開発で得たバッテリ技術や燃焼技術が今後のホンダの技術開発に役立っていくことも示した。

エクストラハーベスト/ディプロイ
高速燃焼

 最後に浅木氏は、「ホンダはF1から撤退しました。この4月には多くの技術者が量産の開発、宇宙開発、3Dモデルの開発に散っていきましたけど、今回の開発を糧にしてですね、きっと何か切り開いて行ってくれると信じています。また、残されたわれわれもパワーユニットの名前こそレッドブルというふうに変わりましたけど、われわれのやっていることは去年と一緒です。エンジンを供給してオペレーションしています。いままでどおり戦って勝っていきたいと思っていますし、同時に内燃機関の将来へ向けての開発を続けています。今後ともご声援よろしくお願いします。ありがとうございました。」と講演を結んだ。

 この講演は人とくるまのテクノロジー展 2022 NAGOYAに登録することで7月1日中はオンデマンドで見ることができるほか、7月4日~5日に見逃し配信を予定している。