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TOYOTA GAZOO Racing、ボディ剛性の強化や足まわりをチューニングした「ヤリス クロス GR SPORT」
2022年7月19日 14:57
- 2022年8月8日 発売
- 236万7000円~275万円
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、「ヤリス クロス GR SPORT」を8月8日に発売する。価格はハイブリッド車が275万円、ガソリン車が236万7000円。
ヤリス クロス GR SPORTは、TGRが展開するスポーツカーシリーズ「GR」が目指す“モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり”で培った知見を活用し、ボディ剛性の強化や足まわりのチューニング、パワートレーンの改良(ハイブリッド車のみ)により走行性能の向上を実現。ヤリス クロスの持つ上質かつスポーティなスタイリングとSUVならではのユーティリティをそのままに、市街地からワインディングまで、意のままに操れるクルマとして、実用性とスポーティな走行を両立させた。
また、ヤリス クロス GR SPORTの開発には、WRCで勝つために開発されたGRヤリスの開発ドライバーも携わり、細部の部品にまで改良を加え、操縦安定性・応答性を向上するなど、GRの“走りの味”を走行性能や世界観をより多くのユーザーに提供することを目指した「GR SPORT」でも継承することが目指されている。
具体的には、ベース車の高いボディ剛性をより高水準なものにするため、専用剛性アップパーツとしてフロア下とロアバックにブレースを追加。操縦安定性の向上とフラットな乗り心地に寄与した。
また、運動性能向上に向け、車高を10mm下げるとともに、ファルケンのスポーツタイヤ「FK510 SUV」を装着。同時に、ブッシュ、コイルスプリング、ショックアブソーバー、電動パワーステアリングを、よりスポーティな特性にチューニングし、軽快な走りとクルマとの一体感のある操縦性を実現した。
ハイブリッド車には、専用パワートレーン制御とドライブシャフトを追加。モーターの過渡特性を最適化し、加速、減速時のアクセルレスポンスを向上させ、モーター駆動のレスポンスをよりダイレクトにタイヤに伝えるため、ドライブシャフトのねじり剛性を向上。スポーティな走りに磨きをかけるなど、パワートレーンにも改良が加えられた。
エクステリアではフロントのフォグベゼル、リアディフューザーを専用意匠にし、ベース車から踏襲したワイド&ローなスタンスへと進化。ラジエータグリル(アッパー・ロア)、リアバンパーロアカバーは、GRの“G”をモチーフにしたスポーティなメッシュタイプへ意匠変更したほか、専用18インチアルミホイール(切削光輝/センターオーナメント付)と、GR SPORT専用エンブレムを採用した。
インテリアでは、体をしっかりとサポートするスポーティシートと専用シート表皮(エアヌバック+合成皮革)を採用。内装の加飾は、グロスを抑えたダークメタリック塗装に統一することで、運転により集中できるようにしている。
スポーツカーシリーズのGR(GRスープラ、GRヤリス、GR86、GRカローラ)で採用された技術や走りの味、機能美を、より多くのユーザーに提供すべくトヨタの市販車に投入したコンバージョンモデルとなるGR SPORTの日本国内のラインアップは、「ハイラックス GR SPORT」「ランドクルーザー GR SPORT」「コペン GR SPORT」「C-HR GR SPORT」「プリウスPHV GR SPORT」に加え、ヤリス クロス GR SPORTの投入により計6車種となり、多様なユーザーのニーズやライフスタイル、価値観に応えることを目指しているとした。