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ランボルギーニ、2022年上半期の業績発表 販売台数・売上高・利益率ともに過去最高の半期業績に

2022年8月3日(現地時間)発表

アウトモビリ・ランボルギーニCEOのステファン・ヴィンケルマン氏と「ウラカン テクニカ」

 伊ランボルギーニは8月3日(現地時間)、2022年上半期の業績を発表した。2022年6月期末時点の販売台数、売上高、利益率は半期として過去最高となる新記録を達成したという。

 発表によると世界市場での販売台数は5090台となり、財務指標である売上高は13億3200万ユーロを記録し、2021年度上半期の実績を30.6%上まわる結果となった。営業利益は2億5100万ユーロから4億2500万ユーロへと69.6%増加し、これに伴う営業利益率は31.9%(前年同期は24.6%)に達した。販売台数の増加、商品構成、高いカスタマイズ性、有利な為替相場によって上半期の利益率が飛躍したとのこと。

 販売台数について、全販売台数に占める米国、アジア太平洋、EMEA(欧州、中東、アフリカ)での販売割合はそれぞれ34%、25%、41%。国別の販売台数ではトップが1521台の米国、次に中国本土、香港、マカオ(576台)、ドイツ(468台)、英国(440台)、中東(282台)が続いた。モデル別ではSUVの「ウルス」が全体の61%を占め、スーパースポーツカーの「ウラカン」および「アヴェンタドール」(アヴェンタドールは生産終了予定)が39%となっている。

ランボルギーニの好調な業績を支えたウルス

 今回の発表について、アウトモビリ・ランボルギーニCEOのステファン・ヴィンケルマン氏は「地政学的な情勢により不透明な状況が続いていますが、優れた結果を残して上半期を終えることができました。今後の見通しも良好で、2023年に生産予定のすべての商品が、すでに完売になりました」とコメント。

 また、アウトモビリ・ランボルギーのディレクター兼CFOのパオロ・ポーマ氏は「非常に厳しい時期ではありますが、ランボルギーニは明確な長期戦略によって成功裏に対処できています。この戦略はブランドのすばらしい魅力によって強化されています。上半期の業績は好調な流れの証であり、2022年度は前年をはるかに越える業績を達成できることを強く確信しています」と付け加えている。

 なお、2022年に発表される新モデルの先陣を切って「ウラカン テクニカ」が4月に初披露されたが、8月から年末までにウルスの2モデルとウラカンの1モデル、合計3つの新モデルを発表する予定であることが予告されている。