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パナソニック、カーバッテリ新製品「カオス」2モデル アイドリングストップ車用の寿命を約1.5倍になどリニューアル

2022年10月初旬 発売

オープンプライス

2022年10月初旬に発売するカーバッテリ新製品「caos(カオス)」写真はアイドリングストップ車用

 パナソニック オートモーティブシステムズは9月5日、カーバッテリ「カオス(caos)」の新製品2モデル36品番を10月初旬より発売すると発表した。一般モデル、販売ルート限定モデル、それぞれアイドリングストップ車用:8品番、標準車(充電制御車)用:10品番をラインアップ。価格はオープンプライス。

 同社によると、近年、ドライブレコーダーなど電装品の普及により、車両の電力負荷が増加。また、市場で保有率の高いアイドリングストップシステム搭載車においては、カーバッテリへの負担が大きいエンジンの停止・再始動を繰り返すことで、省燃費性能を実現している。そのため現代のカーバッテリにはこれらに耐えうる大容量と高い充電回復性能が不可欠になっているとして、今回で8代目の「カオス」シリーズでは、「アイドリングストップ車用」「標準車(充電制御車)用」の2タイプをリニューアルした。

 新カオスのアイドリングストップ車用は、電池材料・構造を見直し、業界最高水準の大容量化と、素早く充電できるクイックチャージ性能に加え、新たに、パワフルに充電できるVチャージ性能を搭載した。具体的には、前モデルより採用の「高反応ペースト」を継承し、活物質の反応面積を拡大させることで、業界最高水準の大容量化を実現。また、負極板にアンチモン箔をコーティングし、添加剤を最適化することで、充電効率を向上。これにより、アイドリングストップ可能な期間が従来品に比べ約1.5倍に向上。バッテリの大容量化と合わせて、アイドリングストップ機能を安定作動させることで、車両本来の省燃費性能を発揮できるとしている。

アイドリングストップ車用で前モデルより採用の「高反応ペースト」を継承し、活物質の反応面積を拡大させることで、業界最高水準の大容量化を実現
アイドリングストップ車用で従来品に比べて約1.5倍のアイドリングストップ寿命を実現

 さらに、アイドリングストップ車用、標準車(充電制御車)用の両タイプともに、購買形態の多様化で増加するカーバッテリの小口配送に対応して、輸送時の液漏れリスクを軽減した構造の新液口栓を搭載。「イエロープラグ」の新フィルターでは液が漏れ出しにくい構造になっており、傾きによる液漏れ発生率を従来品に比べて約70%削減。ユーザーに届くまでの傾きによる液漏れリスクを減らした。

新液口栓「イエロープラグ」を搭載
標準車(充電制御車)用

販売ルート限定モデルは全国24時間365日対応 路上救援サービス付き

販売ルート限定モデル

 そのほか、ルート限定モデルのみのサービスとして、急なバッテリあがりでも、取扱説明書(兼)保証書に記載のフリーダイヤルにレスキューコールすると、レスキュー隊がユーザーのクルマへ駆けつけて、ジャンピングサービスを実施。ジャンピングサービスによるエンジン始動ができなかった場合は近くの販売店までレッカーサービスを実施する。

caosアイドリングストップ専用 要項表1
caosアイドリングストップ専用 要項表2
caos標準車(充電制御車)用 要項表1
caos標準車(充電制御車)用 要項表2