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パイオニア、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」に「アルコール検知器連携機能」をオプション追加

2022年9月5日 発表

パイオニアがクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」に「アルコール検知器連携機能」をオプション追加した

 パイオニアは、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」のオプションサービスとして、アルコール検知器連携機能「スリーゼロ for ビークルアシスト」の提供を9月28日より開始(予定)すると発表した。

 2022年4月に道路交通法施行規則の改正により施行された「白ナンバー車両を使用する事業者の酒気帯び有無の確認および記録保存の義務化」や、今後施行される予定の「アルコール検知器による酒気帯び確認の義務化」に伴い、社用車を使用している企業では車両管理担当者の業務負荷増大が課題になっているという。

 そこで、今回パイオニアが提供するオプションサービス「スリーゼロ for ビークルアシスト」は、AIoTクラウドが手掛けるアルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」を活用することで、さまざまなアルコール検知器(43機種)に対応でき、複数機種を組み合わせるなど柔軟な運用が可能となるのが特徴。

 専用アプリケーション「スリーゼロ for ビークルアシスト」をインストールしたスマートフォンでアルコール検知器の検査結果を撮影、送信するだけで、ビークルアシストへ自動的に反映・登録されるので、ドライバーの報告や車両管理担当者の記録といったアルコールチェックに関わる業務の負荷を軽減することが可能となる。さらに、ビークルアシストで自動作成する運行日報・月報への記録など、車両管理データとの連携、一元管理も可能となるので、車両管理業務全般の負荷軽減にもつながるとしている。

オプションサービス「スリーゼロ for ビークルアシスト」の特徴

さまざまなアルコール検知器に対応

 31社43機種(2022年9月1日時点)の検知器に対応していて、単一メーカーの検知器をそろえる必要がなく、複数メーカーの機種を組み合わせられるので、柔軟な運用が可能。

ドライバーの検査結果報告の手間を軽減

「スリーゼロ for ビークルアシスト」をインストールしたスマホで検知器の検査結果を撮影して、簡単に送信できるほか、Bluetoothで検知結果を受信し、送信することも可能。

車両管理担当者の検査結果記録の手間を軽減

 送信された検査結果は、ビークルアシストへ自動的に反映・登録されるため、記録などの手間を軽減でき、ビークルアシストに登録された検査結果は、クラウド上に13か月間保存されるほか、CSV形式で出力できるので、紙に印刷して管理・保存することも可能。

ドライバーの不正を防止

 検査結果と同時に検査時のドライバーの顔写真も送信されるため、なりすましを防止することが可能。

車両の利用実績とひもづいた正確な管理が可能

 ビークルアシストで自動作成される走行日報・月報にも検査結果が反映されるので、車両を使用した日の検査結果を一元管理することが可能。


 パイオニア 常務執行役員 モビリティサービスカンパニー CEOの細井智氏は、「当社のクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」に、AIoT クラウド社のサービスを活用したオプションサービスが加わったことにより、社用車を使用する多くの企業、車両管理担当者さまのアルコールチェックを含めた業務の負荷軽減に寄与できると思います。今後も当社は、モビリティに関連するさまざまな企業の課題解決に向け、さらなる提供サービスの拡充に努めてまいります」とコメントしている。

 AIoT クラウド 代表取締役社長の石黒豊氏は「このたび、当社のアルコールチェック管理サービス“スリーゼロ”を、ビークルアシストのオプションサービスにご活用いただけたことを大変うれしく思います。道路交通法改正によるアルコールチェック義務化によって管理業務の増加が見込まれます。同オプションサービスは利用者さまのご負担を軽減するとともに業務効率化できるものとなっておりますので、ぜひともご活用いただき実感していただければと思います。今後もビークルアシストのサービス発展に貢献できるよう、取り組んでまいります」と述べている。