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日産、新型電動商用車「タウンスター」の生産を欧州で開始 航続可能距離は最大300km

2022年9月12日(現地時間)発表

「タウンスター」の生産を欧州で開始

 日産自動車は9月12日(現地時間)、LCV(小型商用車)のBEV(バッテリ電気自動車)「タウンスター」の生産を欧州で開始したと発表した。

 同社は2021年に2030年に向けた長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表。Nissan Ambition 2030では、電動化を加速するため2030年度までにBEV15車種を含む23車種以上の新型電動車を投入し、グローバルの電動車のモデルミックスを50%以上へ拡大するとアナウンスしている。今回、タウンスターを一部の欧州市場へ投入する動きは「Nissan Ambition 2030」の実現に向け大きな前進を示すものとなる。

 新型タウンスターは日産、ルノー、三菱自動車の3社アライアンスによるCMF-Cプラットフォームをベースに45kWhバッテリを搭載し、航続可能距離は最大300km(WLTPサイクル)を実現。最高出力は122PS、最大トルクは245Nmとアナウンスされている。

タウンスターは45kWhバッテリを搭載し、航続可能距離は最大300kmを実現

 エクステリアでは組子模様と斬新なVモーションデザインが組み合わされるフロントデザインを特徴とし、インテリアでは車載コネクティビティサービスや10インチデジタルインストルメントパネルなどを採用。さらに先進運転支援システム「プロパイロット」やインテリジェントアラウンドビューモニターなどを搭載してドライバーをアシストする。

タウンスターのインテリア