SUPER GT第7戦オートポリス予選、GT500は24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zがポール

GT500のポールポジションを獲得した24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z（佐々木大樹/平手晃平、YH）

　SUPER GT第7戦オートポリスが10月1日から2日の2日間にわたってオートポリス（大分県日田市）で1開催されている。10月1日は公式予選が行なわれ、GT500クラスは24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z（佐々木大樹/平手晃平、YH）がポールポジションを獲得。GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝、DL）がポールで、今季4回目。

　2日の決勝レースは13時30分より、65周 300kmの距離で争われる。

GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝、DL）がトップタイム

GT500クラス：最後の最後でポールを奪う展開に

　最終第8戦の手前となる第7戦において、サクセスウェイトは多くのチームが獲得ポイント×1（GT300は×1.5）換算で積載されることになり、前戦までの同×2（GT300は×3）から大幅に減少する。マシン本来のポテンシャルに近い走りが期待でき、これが予選タイムにどう影響してくるかも見どころとなる。

　GT500は、エントリーする全15台が10分間のQ1で競った後、上位8台がQ2に進んで再度10分間争うノックアウト方式。秋晴れに恵まれた現地は、気温こそ25℃前後と涼しいものの日差しが強く、路面温度が上昇。ラバーが乗りやすいとされるオートポリスの路面の影響もあるのか、タイヤの扱い方にも慎重さが求められるようなコンディションとなったようだ。

　Q1を通過したのは1分32秒097をマークした36号車au TOM'S GR Supra（坪井翔/ジュリアーノ・アレジ、BS）を筆頭とする8台。12位までが1秒以内にひしめき合う激しい争いを勝ち抜き、Q2へ進出した。

　Q2では、タイムアップ後にチェッカーを受けた最後の1台、24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z（佐々木大樹/平手晃平、YH）が1分31秒679でトップを奪う劇的な展開でポールポジション。0.188秒差で100号車STANLEY NSX-GT（山本尚貴/牧野任祐、BS）が続いた。

予選最終盤でポールを奪った24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z（佐々木大樹/平手晃平、YH）

フロントロースタートとなった100号車STANLEY NSX-GT（山本尚貴/牧野任祐、BS）

　シリーズランキング1位の3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z（千代勝正/高星明誠、MI）はQ2に進出できず予選13位。それを3.5ポイント差で追う12号車カルソニック IMPUL Z（平峰一貴/ベルトラン・バゲット、BS）は10位からのスタート。シリーズも佳境に入り、チャンピオンを巡る激しい争いが予想される。

12号車カルソニック IMPUL Z（平峰一貴/ベルトラン・バゲット、BS）は10位スタートで、シリーズランキング逆転が十分に狙える位置

チャンピオンシップをリードする3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z（千代勝正/高星明誠、MI）は予選13位。決勝レースでは12号車をなんとしても上回りたいところ

GT300クラス：51kgのサクセスウェイトながら今季4回目のポール

　GT300のQ1は、エントリー全27台中の14台が走行するA組と、残りの13台が走行するB組に分け、10分ずつのタイムアタックで各組上位8台を選出。それら16台による10分間のQ2でポールポジションが争われる。

　Q1 A組は、55号車ARTA NSX GT3（武藤英紀/木村偉織、BS）が、A組唯一の1分43秒台で前戦に続きトップタイム。B組は10号車TANAX GAINER GT-R（大草りき/塩津佑介、DL）がトップタイムとなった。。

　Q2で1分42秒796を叩き出し、ポールポジションを獲得したのは、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝、DL）。今シーズン4回目のポールで、上位陣のなかでは最重量のサクセスウェイト51kgをものともしない一発の速さを改めて見せた。2位は52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT（吉田広樹/川合孝汰、BS）。

ポールポジションの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝、DL）

フロントロースタートとなった52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT（吉田広樹/川合孝汰、BS）